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資料1-2-5診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
1.Definite を対象とする。
A. 溶血性貧血(※)の診断基準を満たす。
B.検査所見2.広スペクトル抗
以下の1又は2を満たす。
1.広範囲抗血清による直接クームス試験が陽性である。
3.2.クームス試験陰性例では、赤血球結合 IgG 高値 (フローサイトメトリー(FCM)法、RIA 法にて診断)。
FCM 法: カットオフ>16 平均蛍光強度差、基準範囲:5.5–16.0
RIA 法: カットオフ>赤血球当たり 76.5 IgG 分子、基準範囲: 20–46
C.鑑別診断
同種免疫性溶血性貧血(不適合輸血、新生児溶血性疾患)及び薬剤起因性免疫性溶血性貧血を除外す
る。
<診断のカテゴリー>
Definite:A と B を満たし、かつ C を除外したもの。
(※)溶血性貧血の診断基準
4.1 下記の1と2を満たし、3を除外したもの。
1.臨床所見
貧血と黄疸を認める。
2.検査所見 以下6項目のうち4項目以上認める。
1)へモグロビン濃度低下
2)網赤血球増加
3)血清間接ビリルビン値上昇
4)尿中・便中ウロビリン体増加
5)血清ハプトグロビン値低下
6)骨髄赤芽球増加
~3.鑑別疾患
巨赤芽球性貧血、骨髄異形成症候群、赤白血病、先天性赤血球形成異常性貧血(congenital
dyserythropoietic anemia)、肝胆道疾患、体質性黄疸。
D.病型分類
上記の診断のカテゴリーによってAIHAと診断するが、さらに抗赤血球自己抗体の反応至適温度によって、温
式(37℃)の1)と、冷式(4℃)の2)及び3)に区分する。
1)温式自己免疫性溶血性貧血(温式AIHA)

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