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○入院(その3)について-2-2 (129 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00119.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第496回  11/12)《厚生労働省》
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参考

褥瘡対策チームの各職種の役割について

①24時間ベッドサイドで全身状態(栄養状態、
皮膚の状態、臥床時間、活動性など)の観
察・評価を行います。褥瘡ができやすい人に
は、▽オムツや寝具の選 択▽肌の乾燥を防
ぐための保湿▽皮膚への負担を軽減する身
体の動かし方などについて、具体的なアドバ
イスをしながら、実際のケアを実施。
②褥瘡がある場合は、これらの予防ケアに加
えて、薬剤やドレッシング材(傷を保護するた
めに覆うもの)などを用いて適切な処置・ケア
を実施。

医師
褥瘡(床ずれ)の評価、治療方
針の決定および治療を実施

看護師
リハ職等
患者

薬剤師

管理
栄養士

① 褥瘡の病態を観察し、治療に使用する外用薬
やドレッシング材(創傷被覆剤)について、その特
性を活かした選定・使用法を提言・指導します。
さらに、薬剤の効果を評価。
② 褥瘡周囲の皮膚のたるみなどによる、きずのゆ
がみは薬剤の効果が現れにくいため、原因を改
善して治療期間の短縮。
③外用薬に限らず、褥瘡の発症に関係する内服
薬の影響を把握し、副作用を防止。

出典:チーム医療推進協議会HPを参考に保険局医療課にて作成

①身体の特定の部分に圧迫を受けない
よう、寝具の選定や見直しを実施。
②褥瘡(床ずれ)の治癒促進や予防をす
るため、福祉用具を用いて、治療・指
導・援助。
③圧迫が少なくなるよう(除圧)に、自力
での体位変換の練習や、除圧姿勢の
指導の実施。
④除圧のためのベッドやマット、車椅子
など用具の調整を実施。

予防・早期発見
適切な褥瘡管理
褥瘡の改善・治癒

①患者さんの必要な栄養量を算出したうえで、実際の
摂取栄養量・不足栄養素・栄養状態の評価をして、
栄養補給方法を計画立案。
②患者さんの嗜好への対応、使用する食品や調理法
の決定、栄養補助食品の選択、食事形態(普通食・
きざみ食・とろみ食など)の提言、テクスチャー(口当
たり・歯ごたえ・舌触りなど)の提言、水分管理の評
価、経腸栄養剤における選別の提言などを実施。

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