よむ、つかう、まなぶ。
資料3_小児医療及び周産期医療(新生児医療)の提供体制等について (4 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66616.html |
| 出典情報 | 小児医療及び周産期医療の提供体制等に関するワーキンググループ(第3回 12/22)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
第1回、第2回WGでの主な意見(小児医療体制について)
◆地域における小児医療体制について
•
小児科医の数を15歳未満の人口当たりで見ると、どの地域も足りているように見えるが、実際は救急や疾病を診るだけではな
く、5歳児健診もこれから始まり、学校保健等も充実させていかなければならず、人も時間も足りなくなってしまう。
•
地域における小児科医は、学校保健医だけでなく、幼稚園や保育園の園医や行政の健診等で、診療時間やお休みの時間も活用
して活動している。地域に一定程度の小児科医がバランスよく配置されていることが大事。
•
急性期や入院医療については集約化をしないといけないというのは理解できるが、一方で、地域の住民にとっては身近な小児
科医というのは非常に大事な存在であり、一定確保していかないといけない。集約化と均てん化を両立させるため、常勤として
は集約化をしながら、一定期間、日を決めて外来を応援するといった外へ出るような方策も併せて考えていかないと、市町村や
住民の理解が得られにくいのではないか。
•
医師が比較的少ない地域では、校医や予防接種などを小児科医でない内科の開業医の先生方がある程度担っていらっしゃる部
分もある。そういう方々が、小児患者を診たときに重症な部分を見逃さないようにするように、何らかのサポートをするなど、
小児科医を派遣できない地域に対しても実質的な診療の質が落ちないようにするという観点も必要ではないか。
•
小児の一次診療については、内科など他の診療科の医師との連携、地域によっては病院の小児科に一般診療を担ってもらうこ
と、あるいはオンライン診療を活用することも有効な方法。来年度からのかかりつけ医機能報告による、小児領域を担うことの
できる医療機関や時間外診療の実態についてのデータも参考にしながら、地域の実情に応じて対応していくことが考えられる。
◆オンライン診療について
•
小児医療におけるオンライン診療は、利用場面に分けて議論するべき。PICU、NICUと遠隔地域の小規模施設の医師の情報交
換としてのオンライン診療は集約化に代わる手段として有用であり、慢性疾患の定期受診にオンライン診療を導入することは地
域格差の是正にもつながる。一方、救急・時間外診療においては対面の診療を家族が希望することが多いことなど、導入には
ハードルが高い。
•
若い世代は就労家庭も多く、身近に健診や予防接種ができる体制が構築されていることは重要。オンラインの利用については
不安や躊躇がないので、活用の広がりに期待をしている。
3
◆地域における小児医療体制について
•
小児科医の数を15歳未満の人口当たりで見ると、どの地域も足りているように見えるが、実際は救急や疾病を診るだけではな
く、5歳児健診もこれから始まり、学校保健等も充実させていかなければならず、人も時間も足りなくなってしまう。
•
地域における小児科医は、学校保健医だけでなく、幼稚園や保育園の園医や行政の健診等で、診療時間やお休みの時間も活用
して活動している。地域に一定程度の小児科医がバランスよく配置されていることが大事。
•
急性期や入院医療については集約化をしないといけないというのは理解できるが、一方で、地域の住民にとっては身近な小児
科医というのは非常に大事な存在であり、一定確保していかないといけない。集約化と均てん化を両立させるため、常勤として
は集約化をしながら、一定期間、日を決めて外来を応援するといった外へ出るような方策も併せて考えていかないと、市町村や
住民の理解が得られにくいのではないか。
•
医師が比較的少ない地域では、校医や予防接種などを小児科医でない内科の開業医の先生方がある程度担っていらっしゃる部
分もある。そういう方々が、小児患者を診たときに重症な部分を見逃さないようにするように、何らかのサポートをするなど、
小児科医を派遣できない地域に対しても実質的な診療の質が落ちないようにするという観点も必要ではないか。
•
小児の一次診療については、内科など他の診療科の医師との連携、地域によっては病院の小児科に一般診療を担ってもらうこ
と、あるいはオンライン診療を活用することも有効な方法。来年度からのかかりつけ医機能報告による、小児領域を担うことの
できる医療機関や時間外診療の実態についてのデータも参考にしながら、地域の実情に応じて対応していくことが考えられる。
◆オンライン診療について
•
小児医療におけるオンライン診療は、利用場面に分けて議論するべき。PICU、NICUと遠隔地域の小規模施設の医師の情報交
換としてのオンライン診療は集約化に代わる手段として有用であり、慢性疾患の定期受診にオンライン診療を導入することは地
域格差の是正にもつながる。一方、救急・時間外診療においては対面の診療を家族が希望することが多いことなど、導入には
ハードルが高い。
•
若い世代は就労家庭も多く、身近に健診や予防接種ができる体制が構築されていることは重要。オンラインの利用については
不安や躊躇がないので、活用の広がりに期待をしている。
3