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10 研究開発局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (33 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html |
出典情報 | 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》 |
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新試験研究炉の開発・整備の推進
令和8年度要求・要望額
(前年度予算額
47億円
24億円)
※運営費交付金中の推計額含む
概要
「もんじゅ」サイトを活用した新たな試験研究炉について、「第7次エネルギー基本計画」において新試験研究炉を含む研究基盤・人材育成体
制を構築することとされており、安全性の確保を最優先に推定活断層の調査を含む地質調査や原子炉の設計等を進める。また、中性子ビー
ム実験や中性子照射に利用されるJRR-3を安定的に運用するとともに、利活用を促進するため、利用者ニーズの高い実験装置の高度化等
に取り組む。さらに、「医療用等ラジオアイソトープ製造・利用推進アクションプラン」に基づき、JRR-3を用いたRI原料(モリブデン-99等)の製
造に向けた技術開発を進める。
原子炉
(1)「もんじゅ」サイトを活用した新試験研究炉の開発・整備 2,517百万円(690百万円)
平成28年の原子力関係閣僚会議において、「もんじゅ」を廃止措置に移行し、
同サイトに新たな試験研究炉を設置することが決定された。新試験研究炉は照射
機能を有する中性子ビーム炉として、学術界のみならず産業界からも期待が高まっ
ている。そのため、安全性の確保を最優先に可能な限り早期の整備を目指し、昨
年に国土地理院が公表した推定活断層に係る地質調査や原子炉建屋候補地
の地下構造の調査を実施するとともに、試験研究炉及び付属施設に係る詳細設
計、設置許可基準規則への適合性や自然事象に係る影響の評価等を行う。さら
に、実験装置の基本仕様や人材育成拠点の形成等に関する検討を進める。
ビームホール
ホットセル等
新試験研究炉の完成イメージ
JRR-3(原子炉建家外観、炉室、ビームホール、SANS)
(2)JRR-3の安定的運用・利活用の促進
2,202百万円(1,668百万円)
JRR-3は我が国初の国産研究炉であり、様々な中性子ビーム実験や照射実験
等に活用されている。今後も引き続き安定的に運用するため、JRR-3の燃料加工
や高経年化対策等に取り組むとともに、アカデミアのみならず産業界からのニーズも
高い中性子小角散乱装置(SANS)の新設等によって利活用を促進する。
さらに、照射機能を生かした医療用RI原料の製造も期待されている。「医療用
等ラジオアイソトープ製造・利用推進アクションプラン」(令和4年5月原子力委
員会決定)に基づき、引き続き、モリブデン照射製造試験をはじめとした、医療用
RI原料の製造に向けた研究開発を実施する。
99Mo製造
(JRR-3)
調整・検査
(RI製造棟)
99mTc製剤
(製薬工場)
病院
医療用RI原料(99Mo/99mTc)国内安定供給のフロー
(担当:研究開発局原子力課)
33
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令和8年度要求・要望額
(前年度予算額
47億円
24億円)
※運営費交付金中の推計額含む
概要
「もんじゅ」サイトを活用した新たな試験研究炉について、「第7次エネルギー基本計画」において新試験研究炉を含む研究基盤・人材育成体
制を構築することとされており、安全性の確保を最優先に推定活断層の調査を含む地質調査や原子炉の設計等を進める。また、中性子ビー
ム実験や中性子照射に利用されるJRR-3を安定的に運用するとともに、利活用を促進するため、利用者ニーズの高い実験装置の高度化等
に取り組む。さらに、「医療用等ラジオアイソトープ製造・利用推進アクションプラン」に基づき、JRR-3を用いたRI原料(モリブデン-99等)の製
造に向けた技術開発を進める。
原子炉
(1)「もんじゅ」サイトを活用した新試験研究炉の開発・整備 2,517百万円(690百万円)
平成28年の原子力関係閣僚会議において、「もんじゅ」を廃止措置に移行し、
同サイトに新たな試験研究炉を設置することが決定された。新試験研究炉は照射
機能を有する中性子ビーム炉として、学術界のみならず産業界からも期待が高まっ
ている。そのため、安全性の確保を最優先に可能な限り早期の整備を目指し、昨
年に国土地理院が公表した推定活断層に係る地質調査や原子炉建屋候補地
の地下構造の調査を実施するとともに、試験研究炉及び付属施設に係る詳細設
計、設置許可基準規則への適合性や自然事象に係る影響の評価等を行う。さら
に、実験装置の基本仕様や人材育成拠点の形成等に関する検討を進める。
ビームホール
ホットセル等
新試験研究炉の完成イメージ
JRR-3(原子炉建家外観、炉室、ビームホール、SANS)
(2)JRR-3の安定的運用・利活用の促進
2,202百万円(1,668百万円)
JRR-3は我が国初の国産研究炉であり、様々な中性子ビーム実験や照射実験
等に活用されている。今後も引き続き安定的に運用するため、JRR-3の燃料加工
や高経年化対策等に取り組むとともに、アカデミアのみならず産業界からのニーズも
高い中性子小角散乱装置(SANS)の新設等によって利活用を促進する。
さらに、照射機能を生かした医療用RI原料の製造も期待されている。「医療用
等ラジオアイソトープ製造・利用推進アクションプラン」(令和4年5月原子力委
員会決定)に基づき、引き続き、モリブデン照射製造試験をはじめとした、医療用
RI原料の製造に向けた研究開発を実施する。
99Mo製造
(JRR-3)
調整・検査
(RI製造棟)
99mTc製剤
(製薬工場)
病院
医療用RI原料(99Mo/99mTc)国内安定供給のフロー
(担当:研究開発局原子力課)
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