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10 研究開発局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (31 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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令和8年度要求・要望額
(前年度予算額

先進的核融合研究開発
●具体的な取組内容

BA(幅広いアプローチ)活動
【概要】 日欧の国際約束に基づき、フュージョンエネルギーの
早 期 実 現 を 目 指 し て 、 ITER 計 画 を 補 完 ・ 支 援 す る と と も に 、
ITERの次の段階として発電実証を行う原型炉に向けた必要な
技術基盤を確立するための先進的研究開発を実施する。

●参加極:実施機関

日本:量子科学技術研究開発機構(QST)
欧州:Fusion for Energy(F4E)

※核融合エネルギーの研究分野におけるより広範な取組を通じた活動の共同による
実施に関する日本国政府と欧州原子力共同体との間の協定
★ 青森県六ヶ所村

●実施拠点

●費用分担(フェーズⅡ)

①国際核融合材料照射施設に関する工学実証・工学設計活動
(IFMIF/EVEDA)<青森県六ヶ所村>
 核融合炉における高い中性子照射に耐久する
材料の開発を行う施設(核融合中性子源)に
必要となる、原型加速器の性能実証や、
中性子源の工学設計を実施。

原型加速器「LIPAc」

●BA協定※ 2007年6月1日発効

青森県六ヶ所村、茨城県那珂市

90億円
67億円)

★ 茨城県那珂市

日欧はそれぞれ、年間50kBAUA※を上限とする額を貢献する。
日本は更にホスト国として、日本側貢献総額の2/3以上を貢献。
※1kBAUA(BA会計単位)=約1億円(2023年現在)

 BA活動
8,186百万円(6,004百万円)
①国際核融合材料照射施設に関する工学実証・工学設計活動
551百万円( 584百万円)
②国際核融合エネルギー研究センター等
2,311百万円(2,226百万円)
③サテライト・トカマク計画
5,324百万円(3,194百万円)

②国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)
<青森県六ヶ所村>
 原型炉の概念設計、原型炉に向けた研究開発、
ITERの遠隔実験、核融合計算シミュレーション
研究を実施。
スーパーコンピュータ
③サテライト・トカマク計画(STP)<茨城県那珂市>
 臨界プラズマ試験装置JT-60を超伝導化改修
した、世界最大のトカマク型超伝導プラズマ実験
装置JT-60SAを建設・運転。

JT-60SA

DONES(核融合中性子源)計画 <スペイン・グラナダ>
【概要】 欧州の核融合中性子源計画において
核融合炉等の構造材料の開発に必要となる
中性子照射試験を実施。
 DONES計画

73百万円(新規)

DONES加速器

原型炉を見据えた基盤整備

 QST等の体制を強化し、他の国研等とも連携しつつ、大学や民間企業
等の更なる参画を促すための仕組みを導入するとともに、工学設計や
【概要】 2030年代の発電実証に向けて、研究開発、人材育成、
実規模技術開発など、原型炉開発を見据えた研究開発を推進する。
アウトリーチ等の基盤整備を実施。
 大学間連携・国際連携による体系的な人材育成システムを構築する
 原型炉を見据えた基盤整備
744百万円(727百万円)
とともに、国民理解の醸成等の環境整備を一体的に推進する。

(担当:研究開発局研究開発戦略官(核融合・原子力国際協力担当)付)
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