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10 研究開発局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (2 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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宇宙活動を支える総合的基盤の強化(1/2)
諸外国や民間による宇宙活動が活発化し、競争環境が厳しくなる中、我が国の宇宙活動の自立性を将来にわたっ
て維持・強化していくため、宇宙輸送システムやスペースデブリ対策、技術・産業・人材基盤等の宇宙活動を支える総
合的基盤を強化する取組を推進する。
【主なプロジェクト】
○基幹ロケットの開発・高度化

7,368百万円+事項要求(8,619百万円)

我が国の自立的な衛星打上げ能力を確保し、宇宙を起点とした社会インフラの構築に資する衛星
等を確実に打ち上げるため、多様な打上げニーズに対応した国際競争力ある基幹ロケットとして、官民
一体となって、H3ロケットの開発・高度化を進める。高度化については、打上げニーズの変化を踏まえ
た持続的かつ段階的な開発プロセス(ブロックアップグレード方式)により、スピード感を持って柔軟な
システム開発を進め、輸送能力・利便性の向上、価値の最大化を目指す。また、イプシロンSロケットに
ついても引き続き打上げに向けた研究開発を推進する。

○基幹ロケットの打上げ高頻度化

3,900百万円(1,480百万円)

政府衛星の打上げに加え、国内外の政府・商業需要を取り込み、打上げ数を拡大することが求めら
れている中、基幹ロケットの打上げ機数を向上させるため、打上げ間隔の制約緩和、衛星整備場所
の確保、機体製造能力の向上に必要な設備や治工具等の整備を実施する。具体的には、1ヶ月間
隔での連続打上げを実現するための液体燃料の貯槽の追加整備、H-IIA専用だった衛星フェアリング
組立棟のH3ロケット対応への改修などに取り組み、2027年度半ばまでに、H3ロケット年間7機以上
を含む基幹ロケット全体の打上げ機会を柔軟に提供することを目指す。

射点系設備整備
(貯槽追加)
衛星系設備
整備

射場俯瞰図
衛星フェアリング
組立棟の改修



射点

(担当:研究開発局宇宙開発利用課)2