よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


08 科学技術・学術政策局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (23 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

大強度陽子加速器施設(J-PARC)の整備・共用等

令和8年度要求・要望額
(前年度予算額

123億円
109億円)

• 中性子利用施設は、光速近くまで加速した陽子を原子核に衝突させることによって発生する中性子を用いて、
物質内部の水素やリチウムといった軽元素等を詳細に観察できる施設。
• J-PARCは、共用促進法※に基づく特定先端大型研究施設として、大強度のパルス中性子線を発生させる
ことが強みであり、物体の内部の変化をリアルタイムに可視化できる。
※特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律(平成6年法律第78号)
大強度陽子加速器群:
・ リニアック (全長:約400m)
・ 3GeVシンクロトロン(周長約300m)
・ 50GeVシンクロトロン(周長約1.6km)

建設地:茨城県那珂郡東海村
経 緯:
平成13年10月
平成21年7月
平成24年1月

J-PARC建設開始
共用促進法改正 物質・生命科学実験施設(MLF)
J-PARCを特定先端大型研究施設に追加
中性子線施設の共用開始

運営体制:
施設設置者:(国研) 日本原子力研究開発機構(JAEA)
登録施設利用促進機関※ :(一財) 総合科学研究機構(CROSS)

※共用促進法に基づき、施設の利用者選定及び利用支援を行う機関。

累計利用者数:

のべ約146,000人日 (令和6年度末時点)

累計発表論文数:約1,900報 (令和6年度末時点)
共用運転の実施(JAEAへの補助)

11,213百万円 (10,183百万円)

環境改善等(JAEAへの補助)

260百万円 (

ー※ )

利用促進(CROSSへの補助)

781百万円 (

760百万円)

※令和6年度補正予算により措置【1,620百万円】

中性子利用施設:
・ 物質・生命科学実験施設(MLF)

最近の成果:
• 世界最強のパルス中性子強度1MWでの
利用運転を開始。(令和6年4月~)
今後の方向性:
• 中性子ビームの安定化
• 加速器、中性子利用施設の性能向上

加速器群の大強度化、新たな中性子生成用標的の建設に向けた検討。

• 中性子利用の更なる促進

中性子利用分野の多様化に向け、新たな利用分野を開拓。
(担当:科学技術・学術政策局参事官(研究環境担当)付) 23