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08 科学技術・学術政策局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (20 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 令和8年度要求・要望額
(前年度予算額
英語名: Adaptable and Seamless Technology Transfer Program through Target-driven R&D

背景・課題
○イノベーションの源泉である大学等が有する基礎研究成果の企業等への技術移
転を加速化するためには、適切な共同研究相手の探索、企業目線での技術検
証など共同研究に向けて成果の価値を高めるための応用研究、適切なマッチング
による産学共同研究をシームレスに実施することが必要。
○その際、各課題の産学連携・技術移転に向けた進捗状況に応じて適切なフェー
ズに誘導を行い、スムーズに次のフェーズへとつなぐことが必要。
○また、研究開発の成功確率向上とリスク低減には、実用化・事業化を見据えた
専門人材によるハンズオンマネジメントが必要。

49億円
46億円)
※運営費交付金中の推計額

【経済財政運営と改革の基本方針2025(令和7年6月閣議決定)抄】
第2章3. (4)先端科学技術の推進
我が国の国力に直結する科学技術・イノベーション力を強化し、国際競争を勝ち抜くため、官民が連
携して大胆な投資を行い、多様で豊富な「知」を生み出すエコシステムを活性化する。
【統合イノベーション戦略2025(令和7年6月閣議決定)抄】
別添 1. (4)価値共創型の新たな産業を創出する基盤となるイノベーション・エコシステムの形成
大学・国立研究開発法人等が有するイノベーションの源泉である知と社会ニーズとのマッチングを加速化
するため、産学官共同研究の推進や、若手研究者と産業界とのマッチングを強化する。

事業概要

【事業の目的・目標】
○個々の研究者が創出した成果を「産」へシームレスに技術移転
戦略的創造研究推進事業や科研費等を活用して創出される多様かつ優れたシー
ズの掘り起こし、「学」と「産」のマッチングを行うとともに、強力なハンズオン支援の下で
シームレスに実用化につなげ、企業等への橋渡しを促進する。
○大学等の産業連携研究のすそ野の拡大と底上げ
ハンズオン支援等を通じて、産学連携研究のノウハウを提供することで、
共同研究体制構築や実用化・事業化の確度の向上を図る。
【事業概要・イメージ】
大学等の優れた基礎研究成果の実用化を目指す研究開発を、専門人材による丁
寧なハンズオン支援とステージゲート方式の導入によりステージⅠ(育成フェーズ)、ス
テージⅡ(本格フェーズ)を切れ目無く実施することで、大学等の基礎研究成果の
次フェーズ(企業による実用化開発等)への展開を加速する。
【新規採択予定件数】
・ステージⅠ 80件程度(+20件程度)
・ステージⅡ 25件程度(+10件程度)

【資金の流れ】


大学
研究開発法人

JST

運営費交付金

委託

採択件数増により一定の採択倍率
を維持することで、全国の優れた技
術シーズの事業化の機会を損なうこ
となく、安定的にバックアップ
※開発費回収金にて別途実施している
実装支援(返済型)は、企業へ委託

●ステージⅠ(育成フェーズ)
申請者
:大学等の研究者
規模・期間 :15百万円/年、最長2.5年
予算の種類:グラント
●ステージⅡ(本格フェーズ)
申請者
:大学等の研究者と企業(PLは大学等の研究者)
規模・期間 :25百万円/年 最長4.5年※
予算の種類:マッチングファンド(JSTの予算は原則大学等へ支出)
※ステージゲート評価から移行した場合は最長4年

(担当:科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課)

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