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08 科学技術・学術政策局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (16 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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大学発新産業創出プログラム(START)
【現状・課題】

 大学等発スタートアップは、我が国の経済成長をけん引するとともに、地方創生にも貢献する
ポテンシャルを有する重要な存在である。政府としても、令和4年11月に「スタートアップ育
成5か年計画」を策定するなど、スタートアップの創出・成長が重要課題となっている。
 そうしたスタートアップの担い手として、急激な社会環境の変化を受容し、新たな価値を生み
出していく精神(アントレプレナーシップ)を備えた人材を育成するためには、大学が中心と
なってエコシステムを形成し、アントレプレナーシップ教育の質・量の充実を図ることが重要であ
る。

【事業概要】

令和8年度要求・要望額
22億円
(前年度予算額
19億円)
※運営費交付金中の推計額

【経済財政運営と改革の基本方針2025(令和7年6月閣議決定)抄】

アントレプレナーシップ教育の充実、起業家の海外派遣・誘致・育成、海外への発
信強化に取り組む。拠点都市の第2期選定の拡大を通じ、拠点都市におけるスタート
アップ・ エコシステムを成長させる。

【新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2025年改訂版
(令和7年6月閣議決定)抄】

全国の小中高生・大学生・博士課程学生を対象とする起業家(アントレプレナー
シップ)教育について、現在2.6万人の対象数の抜本的な拡充を図るとともに、海外
派遣の充実など教育の質の向上を図る。また、将来の起業家の裾野を広げる観点から、
特に小中高生向けの起業家等の派遣事業を強化する。

 令和7年6月に選定された第2期スタートアップ・エコシステム拠点都市において、大学・自治体・産業界のリソースを結集したエコシステムの形成を推進し、スタートアップ創
出の基盤となる人材育成や起業環境の整備に取り組む。また、大学発新産業創出基金と連携し、拠点都市を中心としながら他地域にも支援を拡充する。
 アントレプレナーシップを備えた人材育成のため、学習段階に応じたプログラムの実施によって幅広く教育の機会を提供するとともに、大学等発スタートアップの創出力を強化
するため、起業を目指す大学院生を対象に、起業に必要な知見や能力を身に付ける実践的なプログラムを開発・実施する。

【スタートアップ・エコシステム形成支援】

委託

運営費交付金



大学・国立研究開発
法人・民間企業等

JST

【スタートアップ・エコシステム拠点都市】

• 第2期スタートアップ・エコシステム拠点都市(13都市)の大学を中核とした、自治
体・産業界と連携したプラットフォームにおいて、実践的なアントレプレナーシップ教育
やスタートアップ創出支援のための環境・体制整備を一体的に支援する。また、令和
5年度に大学発新産業創出基金により整備した地域プラットフォームにおける取組
を拡充する。
• 大 学 生 向 け プ ロ グ ラ ム の 着 実 な 実 施 に 加 え 、 小 中 高 生 向 け ( EDGE-PRIME
Initiative)のアントレプレナーシップ教育プログラムを開発・実施する。
• 起業を目指す大学院生(主に博士課程)向けに、それぞれの専門分野での事業化
を想定し、ディープテックを活用した起業に必要な知識や能力を身に付けるため、海外
派遣やスタートアップ等への長期インターンシップなど、実践的なアントレプレナーシップ
教育プログラムを開発・実施する。

グローバル拠点都市
NEXTグローバル拠点都市
拠点都市プラットフォーム

プラットフォームの構造

地域プラットフォーム

中核大学
大学間
連携

<プラットフォームへの支援>
支援額:1~2億円程度/年
支援期間:3~5年間

リソースの統合
VC・金融
機関

事業会社

自治体 インキュベーション アクセラレーター

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(担当:科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課)