よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


08 科学技術・学術政策局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求- (21 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

地域中核・特色ある研究大学強化促進事業
(J-PEAKS)

令和8年度要求・要望額
(前年度予算額

※令和4年度第2次補正予算 1,498億円

背景・課題


我が国全体の研究力の発展をけん引する研究大学群の形成のためには、大学ファンド支
援対象大学と地域中核・特色ある研究大学とが相乗的・相補的な連携を行い、共に発展す
るスキームの構築が必要不可欠



そのためには、地域の中核・特色ある研究大学が、特定の強い分野の拠点を核に大学の
活動を拡張するモデルを学内へ横展開するとともに、大学間で効果的な連携を図ることで、
研究大学群として発展していくことが重要

2億円
2億円)

【国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律案に対する附帯決議(衆・参)】
四 政府は、我が国の大学全体の研究力の底上げを図るため、個々の大学が、知的蓄積や地域の実情に応じた研究独
自色を発揮し、研究大学として自らの強みや特色を効果的に伸ばせるよう、国際卓越研究大学以外、特に地方の大
学への支援に十分配慮することとし、地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージの大幅拡充等により、十分な
予算を確保すること。
【経済財政運営と改革の基本方針2025(令和7年6月閣議決定)抄】
・ イノベーションの持続的な創出に向け、国際卓越研究大学制度による世界最高水準の研究大学の創出を始め多様
で厚みある研究大学群の形成に向けた取組を、効果検証しつつ進めるとともに、先端研究設備・機器の戦略的な整
備・共用・高度化を推進する仕組みを構築する。

事業内容

 事業全体の評価
令和6年度調査により指標を定め、これを基に引き続きデータの実測を行う。
また、有識者の知見も活用して、事例の検証を行い、より客観的な分析を行う。
 伴走支援
伴走支援を通して、採択大学がそれぞれの強み・特色とする領域において、日本の研究大学を
けん引し、研究大学群を形成する動きを促進するため、引き続き採択大学間における連携関係
を強化するとともに、採択大学とそれ以外の大学等(産業界も含む)との補完的・相補的な連
携関係の構築を図ることを目的とした調査及び研修を実施。
【参考:「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」の支援内容】
• 事業実施期間:令和5年度~(5年間、基金により継続的に支援)
• 支援件数:25件(令和5年度に12件採択、令和6年度に13件採択)
• 支援対象:国公私立大学
・ 支援内容:5年間、基金により継続的に支援
1. 戦略的実行経費(最大25億円程度(5億円程度/年)/件)
研究戦略の企画・実行、技術支援等を行う専門人材の人件費、調査その他研究力の向上戦略の実行に必要な経費
2. 研究設備等整備経費(最大30億円程度/件)
研究機器購入費、研究・事務DX、研究機器共用の推進を含む研究環境の高度化に向けて必要となる環境整備費等

【支援のスキーム】

文科省
補助金

JSPS
(基金)

特色ある研究の国際展開

委託
民間企業等

コアとなる共同研究・連携の場

伴走支援

補助金

強みや特色ある研究や
社会実装の拠点等を有する大学が、
経営戦略の下、全学としてリソースを投下

地域の経済社会や
国内外の課題解決

 研究力の飛躍的向上に向けて、強みや特色ある研究力を核とした戦略的経営の下、大学
間での連携も図りつつ、研究活動の国際展開や社会実装の加速・レベルアップの実現に必要
なハードとソフトが一体となった環境構築の取組を支援(日本学術振興会(JSPS)に基金
を造成し実施)
 その際、文部科学省は、JSPSと連携しつつ、事業全体の評価に係る調査や採択大学の
戦略の実現に向けた伴走支援等を実施

 強みを有する大学間での連携による相乗効果で、研究力強化に必要な
取組の効果を最大化
 特定領域のTOP10%論文が世界最高水準の研究大学並みに
 強みや特色に基づく共同研究や起業の件数の大幅増加、持続的な成
長を可能とする企業や自治体等からの外部資金獲得
 研究を核とした大学の国際競争力強化や経営リソースの拡張
 戦略的にメリハリをつけて経営リソースを最大限活用する文化の定着
我が国の科学技術力の飛躍的向上
地域の社会経済を活性化し課題解決に貢献する研究大学群の形成
21
(担当:科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課)