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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト(令和7年7月) (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.nichiyaku.or.jp/yakuzaishi/activities/division/actionlist |
出典情報 | 地域医薬品提供体制強化のためのアクションリストについて(7/17)《日本薬剤師会》 |
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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト
Ⅰ はじめに
人口減少社会の中、過疎化の進展、医療資源の減少などの構造的変化が進んでいる。
変わりゆく社会環境の中で、地域において限られた資源を有効かつ適切に活用し、地域
住民のために必要な薬剤師サービスを継続的に提供していくため、これまで各薬局の
個々の努力により、また薬剤師会組織による会員相互扶助の観点で取り組んできた医薬
品・薬剤師サービス提供を「地域体制」の観点から再点検・再構築する必要がある。
そのためには、薬局間の連携と、薬局間連携の核となる地域薬剤師会の役割が重要とな
るとともに、行政的視点からの「当該地域の医療提供体制に則した医薬品提供体制」の
視点が必要。
本アクションリストは、地域の医薬品提供を担う当事者(地域薬剤師会・薬局)目線で
の具体的な取組事項を、取組のステップごとに「アクション」として定めたうえで、
「地
域薬剤師会の取組事項」「薬局の取組事項」としてまとめたものである。
都道府県薬剤師会においては、地域薬剤師会の取組状況を確認・後方支援・サポートする
ほか、地域をまたいで課題に対応する必要がある時などは、全体調整とともに地域薬剤
師会との連携のもと、主体的な対応が求められる。
各アクションの実行を通じて、地域薬剤師会は各地域の医薬品提供体制について、薬局
は個々の患者・地域住民への薬剤師サービス提供について、行政や他職種との連携のも
と、その最適解を見出していただきたい。
医療資源の豊富な地域などでは一見大きな課題がないように見えても、それは「結果的
に大きな問題がなく機能できている状態」であり、
「地域体制として検討・整備されたも
のなのかどうか」という目線に立って、改めて検討する必要がある。それも本アクション
リストの狙いである。
なお、薬局・薬剤師が提供する薬剤師サービスは、一般用医薬品等の提供や公衆衛生・薬
事衛生、その他薬局機能、また感染症時における医療や災害対応など多岐にわたるもの
の、本アクションリストは、喫緊の課題への対応として、外来・在宅における調剤体制を
念頭に置く。
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Ⅰ はじめに
人口減少社会の中、過疎化の進展、医療資源の減少などの構造的変化が進んでいる。
変わりゆく社会環境の中で、地域において限られた資源を有効かつ適切に活用し、地域
住民のために必要な薬剤師サービスを継続的に提供していくため、これまで各薬局の
個々の努力により、また薬剤師会組織による会員相互扶助の観点で取り組んできた医薬
品・薬剤師サービス提供を「地域体制」の観点から再点検・再構築する必要がある。
そのためには、薬局間の連携と、薬局間連携の核となる地域薬剤師会の役割が重要とな
るとともに、行政的視点からの「当該地域の医療提供体制に則した医薬品提供体制」の
視点が必要。
本アクションリストは、地域の医薬品提供を担う当事者(地域薬剤師会・薬局)目線で
の具体的な取組事項を、取組のステップごとに「アクション」として定めたうえで、
「地
域薬剤師会の取組事項」「薬局の取組事項」としてまとめたものである。
都道府県薬剤師会においては、地域薬剤師会の取組状況を確認・後方支援・サポートする
ほか、地域をまたいで課題に対応する必要がある時などは、全体調整とともに地域薬剤
師会との連携のもと、主体的な対応が求められる。
各アクションの実行を通じて、地域薬剤師会は各地域の医薬品提供体制について、薬局
は個々の患者・地域住民への薬剤師サービス提供について、行政や他職種との連携のも
と、その最適解を見出していただきたい。
医療資源の豊富な地域などでは一見大きな課題がないように見えても、それは「結果的
に大きな問題がなく機能できている状態」であり、
「地域体制として検討・整備されたも
のなのかどうか」という目線に立って、改めて検討する必要がある。それも本アクション
リストの狙いである。
なお、薬局・薬剤師が提供する薬剤師サービスは、一般用医薬品等の提供や公衆衛生・薬
事衛生、その他薬局機能、また感染症時における医療や災害対応など多岐にわたるもの
の、本アクションリストは、喫緊の課題への対応として、外来・在宅における調剤体制を
念頭に置く。
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