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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト(令和7年7月) (27 ページ)

公開元URL https://www.nichiyaku.or.jp/yakuzaishi/activities/division/actionlist
出典情報 地域医薬品提供体制強化のためのアクションリストについて(7/17)《日本薬剤師会》
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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト

【補足説明】
 緊急性が高い医薬品は、地域全体で備蓄しておく必要性が高いと考えられる。麻薬はそ
の代表例と言える。
 規制改革における議論では、その緊急度から、訪問看護ステーションに配置する医薬品
として、
「麻薬」が検討対象に挙げられた。
 可能であれば、地域で緊急時に使用される麻薬について、品目の絞り込み等の合意形成
ができないか検討する。
(なお、平時は在宅医と連携の上、患者の状態に応じた適切な麻
薬をあらかじめ準備・備蓄することとなる。

 麻薬はその性質上、通常の医薬品以上の流通上の制限が設けられていることから、製造
販売業者から医薬品卸への配送遅延、医薬品卸から薬局への配送頻度減・休業等も考慮
し、平時より譲渡体制を整えておくほか、必要に応じて卸とも協議を行う。
 なお、在宅医療における麻薬についても、
「Action2:地域の医薬品情報の把握・共有」の
取組が地域医薬品提供体制の下支えとなる。
薬局の取組事項

□ 麻薬の薬局間譲渡のグループ体制を再確認し、いつでも稼働できるようにし
ておく
□ 主治医等と麻薬の使用についてあらかじめ協議する
③ 多職種との協議・連携 (個別課題その2:医療材料)
 麻薬と同様、在宅医療で使用される医療材料にも多品目・多規格という課題がある。また
購入単位も大きく、個々の薬局がそれぞれに在庫することにより医療資源の無駄につな
がっていることもある。
 医療にかかわるあらゆるリソースが縮小していく中で、「あるものを上手に使う」「必要
十分な対応」という発想の転換へ地域全体が移行していく必要があると考える。
[前項よ
り再掲]
地域薬剤師会の取組事項

□ 当該地域の在宅医療で使用される医療材料について多職種間で協議する
□ 医療材料の薬局間分譲も検討する
【補足説明】
 可能であれば、地域で共通の医療材料が使用できないか検討する。
薬局の取組事項

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