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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト(令和7年7月) (13 ページ)

公開元URL https://www.nichiyaku.or.jp/yakuzaishi/activities/division/actionlist
出典情報 地域医薬品提供体制強化のためのアクションリストについて(7/17)《日本薬剤師会》
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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト

② 地域(行政・他職種・住民)への薬局リストの周知
 単に薬局情報が掲載・周知されている状態にとどまらず、地域薬剤師会や行政にとって
は医薬品提供体制構築のための基礎情報として、他職種にとっては実際の医療提供にお
ける情報として、生きた情報として活用されることが重要※。


ここでは、提供側へのアクション(B to B)を中心に策定している。地域住民への情報提供(B to C)
についてはこれまで同様に推進していただきたい。

 特に他職種には、他職種団体を通じて現場の医療機関・事業所等に伝わることが重要で
ある。
 また同時に、休日・夜間体制はコンビニエンスな利用を念頭に置いたものではなく、緊急
時を想定した地域に必要な医療体制として整備しているものであることを患者・関係者
に理解してもらうことも重要な点である。医療機関や薬局が通常稼働していない時間帯
の医療に過度な負担がかからないためにも、日ごろからの患者・地域住民への啓発も重
要である。
地域薬剤師会の取組事項

□ 効果的な周知方法(視認性の高いホームページへの掲載、ホームページを案内す
るチラシ等)を検討・実施する
□ 行政、他職種団体に薬局リストを説明・活用依頼
【補足説明】
 行政や他職種団体を訪問してリストの説明や活用依頼を行うことで、更なる職種間連携
の促進となる。
 行政や他職種に共通的に認知いただく方策として、地域医療に関する協議会等で紹介す
る等も検討いただきたい。
 休日・夜間体制の説明は、日本薬剤師会ホームページでの説明も参考とされたい。
https://www.nichiyaku.or.jp/yakuzaishi/pharmacy-info/iyakuhinteikyoutaisei
薬局の取組事項

□ 自薬局のみで対応困難な事例が生じた際、地域薬剤師会への相談や薬局リストを
活用して他の薬局と連携して対応するなど、地域住民・患者、他職種が困ることが
ないよう対応する
【補足説明】
 自薬局を頼ってきた住民・患者に対し、
「できない」
「自薬局ではやっていない」で終わる
のではなく、例えば、薬局リストを活用して機能を有する薬局へ連絡して当該薬局を紹
介するなど、「住民・患者」の利用者の目線で「困らない」対応を心がける必要がある。
(なお、地域支援体制加算の算定薬局においては、時間外対応が要件となっていること

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