よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト(令和7年7月) (29 ページ)

公開元URL https://www.nichiyaku.or.jp/yakuzaishi/activities/division/actionlist
出典情報 地域医薬品提供体制強化のためのアクションリストについて(7/17)《日本薬剤師会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト

発生した際に、地域の薬局で対応が可能かどうか(休日・夜間体制が活用できるか、営業
時間が長い薬局や、自薬局の機能として休日・夜間の対応が可能な薬局において対応可
能かどうか、等)についても、地域であらかじめ検討しておくことが重要である。
【協議すべき主な事項】
(地域薬・薬局共通)
 想定される状態に備えて処方・調剤、患者宅への配置ができないか
 あらかじめ配置する場合に、患者宅での薬剤の管理方法(保管場所、管理できる者の有無
等)
 あらかじめの処方・調剤で対応していても、休日や夜間に急な対応が必要になった場合
の、薬局を含む関係者同士の連絡方法・対応方法、患者宅への配送方法
 患者宅の一般用医薬品の活用方法
薬局の取組事項

□ 薬局では外来患者だが在宅医療を受けている患者(訪問薬剤管理指導が必要
と考えられるが指示が出ていない患者)がいないか確認する
□ 訪問薬剤管理指導が必要な患者には訪問指示を出していただくよう医師と協
議する
□ 必要に応じ、在宅協力薬局も活用しながら、自薬局の在宅医療への対応力を
強化する
□ 訪問薬剤管理指導の対象とならない患者への対応について、医師・訪問看護
師等とあらかじめ協議・申合せ
【補足説明】
 「薬局では外来患者だが在宅医療を受けている患者」について、特に要介護認定を受け
ている方、いつも付き添いの方と一緒に来られる方、家族が代理で薬局に来られる方等
は、訪問薬剤師管理指導の必要性が考えられることから、特に入念的に確認する。
 要介護認定を受けている患者については介護保険証より担当のケアマネを確認し、日頃
からケアマネジャーとの情報連携を密にすることで、患者の服薬状況を把握、緊急対応
の可能性等をあらかじめ検討し対策を講じることにもつながる。
 外来対応となる場合には、どのようにすれば患者に不利益が生じないかという視点での
工夫、多職種との合意形成が必要となる。当然ながら、薬局に過度な負担を強いるもので
はなく、あらかじめ多職種と連携して行っておける事前の策はないか、仮に急な調剤が
必要になったときに自薬局で対応できるか、地域の他の薬局と連携して対応するのか、
その場合誰がどのように患者宅へ薬を届けるのか(家族や訪問する職種等もあり得る)、
薬局が配送できる場合の実費徴収にかかる取り決め等、関係者が知恵を合わせて対応策
を検討し、申し合わせておくことが重要である。
【協議すべき主な事項】
(地域薬・薬局共通)
 想定される状態に備えて処方・調剤、患者宅への配置ができないか

- 29 -