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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト(令和7年7月) (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.nichiyaku.or.jp/yakuzaishi/activities/division/actionlist |
出典情報 | 地域医薬品提供体制強化のためのアクションリストについて(7/17)《日本薬剤師会》 |
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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト
Action2:地域の医薬品情報の把握・共有
地域における薬局間の医薬品情報の共有の取組は、これまで、各薬局に医薬品の在庫が
ない際の緊急的な調達の手段として、また不動在庫問題の解消の一助として、会員相互
支援の目的で運用されてきたことが多かった。
今後、地域の医薬品提供体制を念頭に置いたとき、地域にどのような医薬品があるかが
わからないという状態では、医薬品の安定的な供給はもとより、特に休日・夜間や在宅医
療における医薬品提供を検討するに際して基礎情報がないという状態と言える。地域の
医薬品資源を把握することで、休日・夜間や在宅を想定した体制の検討・構築にもつなが
る。
本アクションでは、地域の医薬品提供体制に資する基礎情報として、
「地域の医薬品資源
を把握する」目的を念頭におき、
「地域医薬品集の作成」という概念のもと、この取組を
進めていく。
地域薬剤師会の取組事項
□ 地域の医薬品情報の把握・共有の取組を進める(地域医薬品集の作成)
【補足説明】
収集する情報の範囲は地域のニーズや実現可能性に応じて検討する。
品目情報・・・地域の薬局が取り扱う医薬品の情報共有
在庫情報・・・可能であれば上記に加え、在庫情報も含めた情報共有
課題のある医薬品や場面から取り組むことも検討いただきたい(例:麻薬、高額医薬品、
希少疾病医薬品、在宅医療、等)
薬局の業務負担にならないよう、レセコン情報や在庫管理システムの情報を活用するこ
とを検討する。
また、地域医薬品集の作成は、非会員含め多くの薬局が参加し、長きにわたり継続するこ
とでその価値を発揮する。よって、業務・費用負担の両面から、地域において「なるべく
負荷が少ない持続可能な方策」を検討・選択する必要があると考える。必ずしも一からの
構築を前提とするものではなく、例えば、民間企業が提供する医薬品情報共有サービス
の活用も検討する。
例えば試行的に、各薬局の情報を集めてみる(例えば、エクセル等を用いて一元化するこ
とで薬剤名での検索やソートが可能となり、活用策が検討できる可能性も)なども検討
いただきたい。
本アクションリストは行政施策との整合性の観点から市町村単位の取組を基本としてい
るが、特にシステムを導入する場合など、複数の地域薬剤師会の協働や都道府県薬剤師
会単位で実施することなども検討いただきたい。
薬局の取組事項
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Action2:地域の医薬品情報の把握・共有
地域における薬局間の医薬品情報の共有の取組は、これまで、各薬局に医薬品の在庫が
ない際の緊急的な調達の手段として、また不動在庫問題の解消の一助として、会員相互
支援の目的で運用されてきたことが多かった。
今後、地域の医薬品提供体制を念頭に置いたとき、地域にどのような医薬品があるかが
わからないという状態では、医薬品の安定的な供給はもとより、特に休日・夜間や在宅医
療における医薬品提供を検討するに際して基礎情報がないという状態と言える。地域の
医薬品資源を把握することで、休日・夜間や在宅を想定した体制の検討・構築にもつなが
る。
本アクションでは、地域の医薬品提供体制に資する基礎情報として、
「地域の医薬品資源
を把握する」目的を念頭におき、
「地域医薬品集の作成」という概念のもと、この取組を
進めていく。
地域薬剤師会の取組事項
□ 地域の医薬品情報の把握・共有の取組を進める(地域医薬品集の作成)
【補足説明】
収集する情報の範囲は地域のニーズや実現可能性に応じて検討する。
品目情報・・・地域の薬局が取り扱う医薬品の情報共有
在庫情報・・・可能であれば上記に加え、在庫情報も含めた情報共有
課題のある医薬品や場面から取り組むことも検討いただきたい(例:麻薬、高額医薬品、
希少疾病医薬品、在宅医療、等)
薬局の業務負担にならないよう、レセコン情報や在庫管理システムの情報を活用するこ
とを検討する。
また、地域医薬品集の作成は、非会員含め多くの薬局が参加し、長きにわたり継続するこ
とでその価値を発揮する。よって、業務・費用負担の両面から、地域において「なるべく
負荷が少ない持続可能な方策」を検討・選択する必要があると考える。必ずしも一からの
構築を前提とするものではなく、例えば、民間企業が提供する医薬品情報共有サービス
の活用も検討する。
例えば試行的に、各薬局の情報を集めてみる(例えば、エクセル等を用いて一元化するこ
とで薬剤名での検索やソートが可能となり、活用策が検討できる可能性も)なども検討
いただきたい。
本アクションリストは行政施策との整合性の観点から市町村単位の取組を基本としてい
るが、特にシステムを導入する場合など、複数の地域薬剤師会の協働や都道府県薬剤師
会単位で実施することなども検討いただきたい。
薬局の取組事項
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