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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト(令和7年7月) (28 ページ)
出典
公開元URL | https://www.nichiyaku.or.jp/yakuzaishi/activities/division/actionlist |
出典情報 | 地域医薬品提供体制強化のためのアクションリストについて(7/17)《日本薬剤師会》 |
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地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト
□ 地域薬剤師会と連携しながら、医療材料の薬局間分譲も検討する
【補足説明】
医療材料を薬局から供給するケースとして、通常は処方箋により薬局から支給(特定保
険医療材料)することがほとんどであるが、医師からの依頼に応じて薬局が手配(費用は
合議による)するケースもある。
医療材料の運用について正しい知識・理解の上で取り扱うことも重要である。
(例えば、同じ医療材料で商品が異なるものの指示を受けた際に代替品を提案できるよ
うになれば、多規格を取り揃えずとも必要十分な対応が可能である。
)
③ 多職種との協議・連携 (個別課題その3:在宅患者だが薬局としては外来対応にな
っている方への対応)
「Ⅲ 策定の背景(薬剤師・薬局を巡る議論)
」でも解説したとおり、
「在宅患者に必要な
医薬品が提供されていない」と指摘されたケースには、薬剤師と医師・訪問看護師との連
携や申し合わせの不足のほか、薬剤師に訪問指示が出ておらず、通常の外来患者と同じ
ように処方箋が持ち込まれる場合があること等も確認された。
在宅患者であっても訪問指示が出ていない場合、薬局の臨時的な対応が困難なため、そ
うした対応が必要と考えられる患者には、医師から訪問薬剤管理指導の指示を得られる
よう調整を行うことが重要。
訪問薬剤管理指導は単に臨時対応や配達が目的ではなく、薬剤師が地域医療チームの一
員として適切かつ切れ目なく関与し、薬剤師による薬学的管理・医薬品提供が行える体
制の意義を多職種に理解いただくことが不可欠。
在宅患者であっても訪問指示が出ておらず、薬局で外来対応になる患者において、緊急
に薬剤が必要になった場合に、患者宅への薬剤の配送をどのように行うかなど、多職種
であらかじめ検討・共有すべき事項を整理し、あらかじめ地域の関係者で共有しておく
ことが重要である。
地域薬剤師会の取組事項
□ 当該地域の、在宅患者だが薬局としては外来対応になっている患者への対応
について多職種間で協議する
□ 在宅訪問のニーズと薬局とのマッチングを積極的に進める(相談窓口の活
用)
【補足説明】
医師会や行政と、地域において必要十分な体制としてどのような方法が考えられるか、
地域にある限られた医療資源・医薬品資源を有効に活用する方法について協議を進める。
薬局において外来である患者に関して、休日・夜間等にやむを得ず緊急に調剤の必要が
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□ 地域薬剤師会と連携しながら、医療材料の薬局間分譲も検討する
【補足説明】
医療材料を薬局から供給するケースとして、通常は処方箋により薬局から支給(特定保
険医療材料)することがほとんどであるが、医師からの依頼に応じて薬局が手配(費用は
合議による)するケースもある。
医療材料の運用について正しい知識・理解の上で取り扱うことも重要である。
(例えば、同じ医療材料で商品が異なるものの指示を受けた際に代替品を提案できるよ
うになれば、多規格を取り揃えずとも必要十分な対応が可能である。
)
③ 多職種との協議・連携 (個別課題その3:在宅患者だが薬局としては外来対応にな
っている方への対応)
「Ⅲ 策定の背景(薬剤師・薬局を巡る議論)
」でも解説したとおり、
「在宅患者に必要な
医薬品が提供されていない」と指摘されたケースには、薬剤師と医師・訪問看護師との連
携や申し合わせの不足のほか、薬剤師に訪問指示が出ておらず、通常の外来患者と同じ
ように処方箋が持ち込まれる場合があること等も確認された。
在宅患者であっても訪問指示が出ていない場合、薬局の臨時的な対応が困難なため、そ
うした対応が必要と考えられる患者には、医師から訪問薬剤管理指導の指示を得られる
よう調整を行うことが重要。
訪問薬剤管理指導は単に臨時対応や配達が目的ではなく、薬剤師が地域医療チームの一
員として適切かつ切れ目なく関与し、薬剤師による薬学的管理・医薬品提供が行える体
制の意義を多職種に理解いただくことが不可欠。
在宅患者であっても訪問指示が出ておらず、薬局で外来対応になる患者において、緊急
に薬剤が必要になった場合に、患者宅への薬剤の配送をどのように行うかなど、多職種
であらかじめ検討・共有すべき事項を整理し、あらかじめ地域の関係者で共有しておく
ことが重要である。
地域薬剤師会の取組事項
□ 当該地域の、在宅患者だが薬局としては外来対応になっている患者への対応
について多職種間で協議する
□ 在宅訪問のニーズと薬局とのマッチングを積極的に進める(相談窓口の活
用)
【補足説明】
医師会や行政と、地域において必要十分な体制としてどのような方法が考えられるか、
地域にある限られた医療資源・医薬品資源を有効に活用する方法について協議を進める。
薬局において外来である患者に関して、休日・夜間等にやむを得ず緊急に調剤の必要が
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