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【参考資料】 病床転換助成事業等に関する実態調査・効果検証等調査研究事業報告 (59 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58958.html |
出典情報 | 社会保障審議会 医療保険部会(第195回 6/19)《厚生労働省》 |
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59
Ⅲ.ヒアリング調査の結果 3.都道府県調査の結果
<ヒアリングでの主なご意見(都道府県)>
分類
主なご意見
• 病床転換助成事業を活用して病床転換が行われた結果、地域における患者・利用者の動向や、医療・介護の利用環境等に、どのような
変化がもたらされたか
✓ 医療機関から介護施設への転換した施設は、元医療機関ということもあり、医療機関からの患者の紹介・医療機関への患者の逆
紹介といった連携がしやすいという意見をいただいている。
✓ これまで活用の件数は多くなかったため、地域としての医療・介護の利用環境が変わったとまでいえるかは分からない。ただし、施設の
負担が軽減した点で、一定の必要性や効果はあったものと考えている。
✓ 病床転換助成事業を通じて介護の利用環境を整えられたという点では、サポートになったかと思う。
病床転換助成
事業の効果・
意義・課題
• 各種計画の中で病床転換助成事業が果たした役割・位置づけ
✓ 平成29年から始まった地域医療構想における地域移行を進めるための支援策の1つという位置づけと考える。
✓ 介護保険事業支援計画では、福祉圏域ごとにサービスの見込み量を立てているので、計画中の数字が転換することを折りこんだもの
となっていれば、当該事業が病床転換の促進材料になるのではないか。
✓ 病床転換助成事業の申請件数を踏まえると、病床転換において病床転換助成事業はメインストリームではなく、あくまで補助的な
位置付けとなるのではないか。
• 病床転換助成事業を活用して病床転換が行われた結果、医療費適正化の観点からどのような効果がもたらされたか
✓ 医療費適正化効果に対する定量的な回答は難しいが、本助成事業を活用して介護療養型老健を整備した実績を考慮すると、介
護保険施設の充実には一定程度寄与したものと認識している。
✓ 介護提供体制の構築という観点からは(病床転換助成事業による)効果があったものと認識している。
✓ 病床転換助成事業は医療費適正化の推進に向けたインセンティブとなっているのではないか。
• 病床転換助成事業について課題と感じたこと
✓ 介護保険事業計画の策定直後の相談だと、(次期計画まで)3年待つことを要請することもあり、それが生じた事例もあった。
✓ (当助成事業が活用されない理由として)各施設が希望する転換のスケジュールと病床転換助成事業のスケジュールが合致しない
ことが多かった。
✓ 事務的な手続きの簡素化の観点から、病床機能再編支援事業のような基金を活用した事業になるとありがたい。
✓ 過去に病床転換助成事業の利用を検討していた医療機関が、事業に当たっての手間や時間がかかる割に補助額が少ないため、自
費で行った方がよいとの理由から利用を取り下げた例があった。
✓ これまでの感覚としては病床から介護保険施設等への転換よりも、病床機能再編支援事業等を活用した急性期病床から回復期
病床への転換や、病床数の削減の方が需要として大きいように思う。
Ⅲ.ヒアリング調査の結果 3.都道府県調査の結果
<ヒアリングでの主なご意見(都道府県)>
分類
主なご意見
• 病床転換助成事業を活用して病床転換が行われた結果、地域における患者・利用者の動向や、医療・介護の利用環境等に、どのような
変化がもたらされたか
✓ 医療機関から介護施設への転換した施設は、元医療機関ということもあり、医療機関からの患者の紹介・医療機関への患者の逆
紹介といった連携がしやすいという意見をいただいている。
✓ これまで活用の件数は多くなかったため、地域としての医療・介護の利用環境が変わったとまでいえるかは分からない。ただし、施設の
負担が軽減した点で、一定の必要性や効果はあったものと考えている。
✓ 病床転換助成事業を通じて介護の利用環境を整えられたという点では、サポートになったかと思う。
病床転換助成
事業の効果・
意義・課題
• 各種計画の中で病床転換助成事業が果たした役割・位置づけ
✓ 平成29年から始まった地域医療構想における地域移行を進めるための支援策の1つという位置づけと考える。
✓ 介護保険事業支援計画では、福祉圏域ごとにサービスの見込み量を立てているので、計画中の数字が転換することを折りこんだもの
となっていれば、当該事業が病床転換の促進材料になるのではないか。
✓ 病床転換助成事業の申請件数を踏まえると、病床転換において病床転換助成事業はメインストリームではなく、あくまで補助的な
位置付けとなるのではないか。
• 病床転換助成事業を活用して病床転換が行われた結果、医療費適正化の観点からどのような効果がもたらされたか
✓ 医療費適正化効果に対する定量的な回答は難しいが、本助成事業を活用して介護療養型老健を整備した実績を考慮すると、介
護保険施設の充実には一定程度寄与したものと認識している。
✓ 介護提供体制の構築という観点からは(病床転換助成事業による)効果があったものと認識している。
✓ 病床転換助成事業は医療費適正化の推進に向けたインセンティブとなっているのではないか。
• 病床転換助成事業について課題と感じたこと
✓ 介護保険事業計画の策定直後の相談だと、(次期計画まで)3年待つことを要請することもあり、それが生じた事例もあった。
✓ (当助成事業が活用されない理由として)各施設が希望する転換のスケジュールと病床転換助成事業のスケジュールが合致しない
ことが多かった。
✓ 事務的な手続きの簡素化の観点から、病床機能再編支援事業のような基金を活用した事業になるとありがたい。
✓ 過去に病床転換助成事業の利用を検討していた医療機関が、事業に当たっての手間や時間がかかる割に補助額が少ないため、自
費で行った方がよいとの理由から利用を取り下げた例があった。
✓ これまでの感覚としては病床から介護保険施設等への転換よりも、病床機能再編支援事業等を活用した急性期病床から回復期
病床への転換や、病床数の削減の方が需要として大きいように思う。