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■ 大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書 (62 ページ)

公開元URL https://ajmc.jp/news/2023/04/17/5048/
出典情報 全国医学部長病院長会議 記者会見(4/17)《全国医学部長病院長会議》
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設備及びインフラ環境の整備(臨床研究支援のための設備)

臨床研究支援のための設備等整備
(N=78 未回答4病院除く)

② 不十分である,
46.2%

臨床研究支援のため
の設備等整備

① 十分である,
53.8%

比率

回答病院数

① 十分である

42

53.8%

② 不十分である

36

46.2%

総計

78

• 「臨床研究申請システム」を運用しているが、効率的な活用について現在検討段階にあるため。
• EDC(Electronic Data Capture)システムや、電子カルテ情報SS-MIX規格によるデータ出力可能と
しビックデータ利用を可能とするシステムの導入、研究遂行に係る学内諸手続きの電子化
• IT機器等の更新が追いついていない。
• Web研修等を受講する際に適切な部屋がなく事務作業を行っている傍らで受講するなど、環境整備
ができていない。
• 画像・データ解析を自動化するシステムを導入し、研究時間の縮減を図る
• 各部門の居室が分散されており、連携が図りにくい場合がある。
• 機材は既に多数揃えているが、機材の更新については適宜補助金等を活用する必要がある。
• 研究支援のための人員を増やしたいが、実際に配置するスペースがない
• 研究支援金の不足。端末も不足している。
• 研究支援部門・倫理審査部門はあるが、臨床研究の管理部門・研究成果を生かす部門がない。
• 個々の研究によって、必要な設備が異なるため、各研究者の努力に委ねられているため。
• 再生医療等製品の研究開発や保険収載が進み、クリーンルームが不足している状況。また、生体試
料のゲノム解析等を行う設備が不足かつ老朽化しており、また、検体管理を行うシステムも更新が必
要な状況。この他、研究開発を推進するため、手術や検査等のシミュレーション施設・設備を整備した
いが、予算及び施設(スペース)の問題から整備は難しい。
• 作業場所や資料の保管場所について、十分確保できていない部門がある。
• 設備等の老朽化が進んでおり、最新設備を導入することで効率化が期待できる。
• 電子カルテを研究利用する環境が十分でない
• 複数のデータを集約するためのサーバー等の確保、またその設備及びオペレーターのための居室な
どが確保できていない
• 利活用について、その管理体制が不十分であり、有効活用できていない。
• 倫理申請システムについて、指針改定、法令改正に伴う改修が必要。
• 臨床研究支援組織が院内の敷地面積の都合で別の駅にテナントを借りる形で設置されており、支援
対象となる研究者と物理的な距離が発生しているため、院内への移転の必要である。また、研究支援
を行う人員数についても、臨床研究中核病院に比して少なく、設備移転とともに人員拡充が必要と
なっている。
• 臨床研究申請システム(CT-Portal)の処理機能が不十分で、申請手続に時間を要している。

設備及びインフラ環境の整備(教育・研究に必要な居室)

教育・研究に必要な居室(カンファランス室、グループワーク用の
部屋等) の整備(N=80 未回答2件除く)

• 共用試験OSCE、医療面接や身体診察等の実習を効率的に実施できる部屋が少ない。
• 教育・研究に求められている各部署からのスペースの要求には十分には応えられていない
• 教育の多様化に伴い、特任教員が増加し居室が不足の傾向にある。

① 十分である,
35.0%

• 教育研究にかかる場所の確保は、本学医学部においても不十分な状況であり、必要に応じて居室
の整備等を近年実施している。
• 教育研究棟については十分な居室が整備されているが、臨床系講座については不十分である。
• 建築から50年が経ち、当時よりも医師・学生の人数が増えているため、部屋が不足している。
• 施設が狭隘なため、研究者に十分なスペースが与えられていない。
• 治験におけるモニタリング・監査等に対応する部屋が不足している。各医局においてカンファレンス
やグループワーク用の部屋が足りていないと感じる。

② 不十分である,
65.0%

• 十分な居室等を整備する予算がない。
• 新型コロナウイルス感染対策のため、広くて換気が十分に行える部屋が少ない
• 新型コロナの影響により部屋当たりの利用人数を絞っているため、全体の部屋数が不足している。

教育・研究に必要な居室
の整備

• 全体的には、スペースの問題が常にあり、十分な環境が確保できているとは言えない。

回答病院数

比率

• 全体的に手狭である。

① 十分である

28

35.0%

• 病院における学生用居室、多機能講義室、OSCE試験室、グループワーク用居室、模擬手術室、模
擬外来・病棟・病室、模擬処置室

② 不十分である

52

65.0%

• 病棟のカンファレンス室等も流用してなんとかしのいでいたが、COVID環境下でそれもできず事実上
必要なカンファレンスの一部を廃止している。

総計

80

• 部屋数、部屋の規模、予約制等制約があるため。

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