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■ 大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書 (43 ページ)

公開元URL https://ajmc.jp/news/2023/04/17/5048/
出典情報 全国医学部長病院長会議 記者会見(4/17)《全国医学部長病院長会議》
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3)「教育」「研究」「診療」における、ICT化の成功事例を教えてください
【主な自由記載】
〇 病状説明などにオンライン面談を取り入れることで、時間帯の設定の選択肢が広がった。 病院と患
者家族との連絡アプリの導入により、大きめの地震などがあった場合に、入院患児の家族に「地震が
あったが、お子さんも病院も無事です」というようなメッセージをショートメールのような形で一斉に送
ることができるようになった。 研究に関するミーティングをオンライン環境でできるようになり、分担研
究者とのミーティングがしやすくなった。
〇 研究会、学会のICT化が最も有用な成功例と考えます。各地で様々な研究会や学会が開催されて
おり、今までは現地に行かないと参加できなかったが、ICT化が進み、仕事の合間や自宅での参加
ができるようになり、研究面での寄与は大きいと考えます。コロナ禍での教育は非常に難しいことが多
かったが、ICT化により自宅でも授業が受けれるようになったことはよいと思う。診療においては、現在
の医療はMDDが診療方針の決定や教育への影響力が大きいと考えるが、同一病院内で同じレベル
で議論できる医師は決して多くはない。他の病院にいる医師を交えてMDD(※)はICT化が進んだこ
とで可能となっており、診療内容の議論や教育に非常に有用である。
※MDD:「multi-disciplinary discussion」の略で、特定の疾病に関して最適な治療法を見出すため
に、内科医や外科医や放射線医等の様々な関係分野の医師等が集学的にディスカッションを行うこ
とをいう。

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