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■ 大学病院における医師の働き方に関する調査研究報告書 (11 ページ)

公開元URL https://ajmc.jp/news/2023/04/17/5048/
出典情報 全国医学部長病院長会議 記者会見(4/17)《全国医学部長病院長会議》
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5.特例水準申請予定医師数等について
1)労働時間制度別医師数
令和 4 年 11 月時点での医師数は、一般労働時間制 18,988 人(37.0%)、変形労働時間制
20,734 人(40.4%)、フレックスタイム制 238 人(0.4%)、専門業務型裁量労働制 10,868
人(21.2%)、その他 508 人(1.0%)となっている。
令和6年4月時点での医師数は、一般労働時間制 15,805 人(31.8%)、変形労働時間制
24,379 人(49.0%)、フレックスタイム制 889 人(1.8%)、専門業務型裁量労働制 8,139 人
(16.4%)、その他 509 人(1.0%)となっている。

2)特例水準申請予定医師数及び専門業務型裁量労働制適用医師数
令和 4 月 11 月時点での特例水準の申請予定医師数は、A 水準 21,179 人(47.9%)、B 水
準 3,088 人(7.0%)、連携 B 水準 10,852 人(24.6%)、C-1 水準 1,099 人(2.5%)、C-2
水準 31 人(0.1%)との回答であった。また、特例水準の適用対象とならない専門業務型裁量労
働制適用の医師数は、7,934 人(18.0%)となっている。
臨床研修医を対象とした C-1 水準の申請予定数が少ないのは、臨床研修医の多くが A 水準
の 960 時間以内になっているためと思われる。
3)令和 6 年度の時間外・休日労働時間別の見込み医師数
令和 6 年度の時間外・休日労働時間(見込み)については、960 時間~1,860 時間の医師数
としては上記 B 水準、連携 B 水準、C―1水準、C-2 水準に申請予定の医師数 15,070 人が想
定され、全医師 44,183 人に対する割合は 34.1%となっている。また、1,860 時間超えの医師
数は、14 人で、全医師に対する割合は 0.03%となっており、令和 6 年度に向けてさらなる努力
が必要である。

6.医師の働き方改革に対する取組状況について
1)自院の医師や患者等に対する医師の働き方改革の周知状況
院内の医師に対する医師の働き方改革の周知については、診療科長会等の会議を通じての
周知が 76 大学(93.8%)と最も多く、医師全員に対してeラーニング等の研修を実施している
大学が 22 大学(27.2%)となっている。
また、患者等への医師の働き方改革に関する周知については、診療に関する説明の勤務時間
内実施や複数主治医制等についてポスターやホームページで周知を行っている大学が 42 大学
(52.5%)となっている。
2)医師の勤務時間短縮に向けての取組状況
医師の勤務時間短縮に向けては、複数主治医制の実施(61 大学(75.3%))、救命救急セン
ター等の 24 時間稼働部署への交代制勤務の導入(54 大学(66.7%))、患者・家族への説明

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