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参考資料3-2 (75 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32513.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第74回 4/12)《厚生労働省》
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方針


薬剤耐性感染症(ARI)を克服するため、新たなワクチンやその他の感染症予防法、抗微生物剤
の適正使用(AMS)推進に寄与する迅速診断法、新たな機序の抗微生物剤又はその他の非伝統
的な治療法等の開発など、ヒト及び動物における感染症に対する新たな予防・診断・治療法の開
発に資する研究を推進する。



薬剤耐性微生物(ARO)の出現頻度を考慮すると、できるだけ短期間で成果を得るためには、優
先順位の設定、開発促進策の実施などの目的で、官民連携を進めることが必要であるため、薬剤
耐性(AMR)に関する官民連携を推進する会議における取組を強化する。

取組
■ 新たな予防法の研究開発の推進


ヒト及び動物の感染症の罹患を減少させる新たなワクチンの研究開発の推進



薬剤耐性微生物(ARO)の出現を促進しない新たな感染症予防法126についての研究開発の
推進

■ 新たな診断法の研究開発の推進


抗微生物剤適正使用(AMS)の推進や薬剤耐性微生物(ARO)の拡散防止等の対策に寄与
する、原因微生物及び薬剤耐性(AMR)に関する簡易迅速診断法(POC を含む)及び検査
機器127についての研究開発の推進



動物用抗菌剤の生産現場等での慎重使用に寄与する簡易な検査方法等の開発

■ 新たな治療法の研究開発の推進


ヒトにおける薬剤耐性感染症(ARI)の治療に資する新しい機序の抗微生物薬の研究開発の更な
る推進(戦略 5.6 参照)



感染症に対する抗微生物薬とは異なる非伝統的な治療法128の研究開発の推進

■ 産学官連携の推進


新たに予防・診断・治療法の研究開発、薬剤耐性(AMR)の発生・伝播の解明に向けた研究
等を推進するため、7学会合同感染症治療・創薬促進検討委員会及び AMED 感染症創薬
産学官連絡会の取組を強化し、産学官連携による感染症領域の創薬を推進

■ 開発促進策の検討・実施


日米 EU を含めた国際薬事規制当局間における抗微生物薬開発のための臨床評価手法等
の調和の推進(戦略 5.5、戦略 6.1 参照)

126

ヒトにおける手術関連感染症や化学療法中の感染症を含む特定の病態における予防法等
迅速化された薬剤感受性検査、薬剤耐性遺伝子(ARG)に対する多項目遺伝子増幅検査、ARG 産物の免疫クロマトグラ
フィー検査等
128
ファージ治療、抗体を含む免疫療法、合成微生物叢(クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)の治療法として有望視さ
れている正常腸内細菌叢を模した合成腸内細菌叢等)、遺伝子治療等
127

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 75