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参考資料3-2 (40 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32513.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第74回 4/12)《厚生労働省》
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方針


家畜、養殖水産動物、愛玩動物における薬剤耐性(AMR)の動向調査を継続する。



動物、農業分野における抗微生物剤の総使用量を推計するための動向調査を継続する。加え
て、農場ごとの使用量(AMU)を把握するための体制を新たに確立する。



これらの結果を、広く公表し、リスク評価及び戦略 2.5 のワンヘルス動向調査の実施に利用する
とともに、リスク管理措置の策定に活用する。



動物分野における薬剤耐性遺伝子(ARG)等のデータベースを充実させ、薬剤耐性(AMR)の変
化や拡大の予兆を適確に把握する。

取組
■ 動物分野における薬剤耐性(AMR)の動向調査の実施


家畜、養殖水産動物、愛玩動物の薬剤耐性(AMR)に関する動向調査について、対象菌種・
薬剤の見直しを図りつつ充実



統一的な比較・評価が可能となる薬剤感受性試験マニュアル等の整備及び統一的な手法に
基づくデータの収集



収集した菌株について全ゲノム解析を実施し、遺伝子情報を引き続き蓄積

■ 抗微生物剤使用量(AMU)の動向調査の実施


家畜、養殖水産動物、愛玩動物における動物用抗菌性物質の使用量(AMU)を推計するた
めの動向調査の継続



家畜、愛玩動物におけるヒト用抗菌薬の使用量(AMU)を推計するための動向調査の継続



畜産分野において農場ごとの使用量(AMU)を把握するための体制を新たに確立



抗菌性飼料添加物の対象家畜ごとの使用量(AMU)を推計するための動向調査の継続



農業で用いられる抗微生物剤の使用量に関する動向調査の実施

■ 動向調査のリスク評価・リスク管理への応用


畜種ごとの薬剤耐性(AMR)の状況や家畜疾病の発生を踏まえ、薬剤耐性(AMR)の変
化や拡大の予兆を適確に把握



「動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM)」で収集した菌株の全ゲノム解析の結果を
用い、「院内感染対策サーベイランス事業(JANIS)」と連携し、動物由来耐性菌とヒト由来
耐性菌の疫学的関連性について解析

関係府省庁・機関
農林水産省、動物医薬品検査所、農林水産消費安全技術センター、農業・食品産業技術総合研
究機構、水産研究・教育機構、家畜保健衛生所、水産試験場

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 40