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参考資料3-2 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32513.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第74回 4/12)《厚生労働省》
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薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン
(2023-2027)
これまで、「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016-2020)」に基づき、関係省庁、関係機
関等が密接に連携して、薬剤耐性(AMR)に起因する感染症による疾病負荷のない世界の実現を
目指し、薬剤耐性(AMR)の発生をできる限り抑えるとともに、薬剤耐性微生物(ARO)による感染
症のまん延を防止するための対策を進めてきた。こうした取組により、一部の指標は改善傾向には
あるが、改善の乏しい指標や新たに生じた課題がいまだ多くあり、引き続き、国際的な動きと協調し
つつ継続的に薬剤耐性(AMR)対策に取り組んでいく必要がある。
切れ目のない薬剤耐性(AMR)対策を推進するため、引き続き、① 普及啓発・教育、② 動向調
査・監視、③ 感染予防・管理、④ 抗微生物剤の適正使用、⑤ 研究開発・創薬及び⑥ 国際協力の
6つの分野に関する目標を設定し、目標の達成に向けて薬剤耐性(AMR)対策を進めることが重要で
ある。
さらに、2021 年の先進7カ国(G7)気候・環境大臣会合では、初めて会合コミュニケに薬剤耐性
(AMR)に関する記載が盛り込まれ、2021 年の先進7カ国(G7)カービスベイ首脳コミュニケでは、
ワンヘルス・アプローチの強化に合意した保健宣言が承認された。世界的なワンヘルス・アプロー
チの推進に適切に対応し、我が国が先進的な取組を継続していくこと、国際的な取組において主
導的な役割を果たすことにより、国民の健康と命を守ることに資するとともに、世界の薬剤耐性
(AMR)対策をリードしていくことも期待できる。
そこで、新たに「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)」を定め、更なる薬剤耐性
(AMR)対策の推進を図ることとする。

「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027)」では、6つの分野に関する目標(大項目)
を設定し、目標を実現するための戦略(中項目)及び戦略を実行するための具体的な取組(小項
目)をそれぞれに設定するものとする。目標を達成するための戦略については、その目的、背景、具
体的な取組項目、各取組の関係府省庁・機関及び各取組を評価するための指標について記載する
(図5)。また、アクションプラン全体を通しての数値目標を成果指標として設定する。

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 19