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参考資料3-2 (60 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32513.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第74回 4/12)《厚生労働省》
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■ 抗微生物薬適正使用(AMS)の推進のための診断、治療に関わる規制の検討


抗微生物薬の添付文書の記載事項(使用上の注意等)の科学的根拠に基づく見直し



薬剤動態学/薬力学(PK/PD)等の最新の科学的根拠に基づく知見の「抗微生物薬適正使
用の手引き」94等への反映



静注抗菌薬における適正使用の取組の最適化に関する調査研究の実施



関連する研究結果を踏まえ、外来患者に対する抗菌薬適正使用(AMS)の更なる推進方法
の検討95 (戦略 5.2 と連携)

■ 医療機関における抗微生物薬適正使用(AMS)体制の整備支援


医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師等に対する専門職教育・研修における抗微生物薬適
正使用(AMS)の具体的内容の充実(戦略 1.2 参照)



医療機関における抗微生物薬適正使用(AMS)に関する利益相反(COI)管理指針96、抗微
生物薬適正使用(AMS)ガイドライン及び各医療機関の薬剤感受性に基づいた感染症診療
マニュアルの整備の支援の継続(戦略 2.4 と連携)



レセプト情報などに基づいて医療機関における抗微生物薬適正使用チーム(AST)の設置
及び専任の従事者確保に資する調査研究の継続



研究結果を踏まえ、抗微生物薬適正使用(AMS)実施を追加することについて、中小病院に
拡大することを検討



「地域感染症対策ネットワーク(仮称)」(戦略 3.1 参照)による抗微生物薬適正使用(AMS)に
関する専門家派遣、教育、コンサルテーション等による支援体制(戦略 1.2 と連携)の整備及
び感染対策向上加算に基づく医療機関等が連携して実施する感染症対策の推進



「抗菌薬適正使用支援システム(仮称)」97の開発及び薬剤師の活用に関する調査研究の実
施(戦略 5.3 参照)

関係府省庁・機関
厚生労働省、国立国際医療研究センター

94

第 一 版 ( https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000166612.pdf ) 、 第 二 版
(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000573655.pdf)
95
急性上気道炎患者への初診時の抗菌薬処方を禁止することは、予後とは関連しないことがコクラン・システマティックレビ
ューにおいて確認されており、最も根拠のある抗微生物薬適正使用(AMS)ストラテジーの一つである。
Spurling GK, Del Mar CB, Dooley L, Foxlee R, Farley R. Delayed antibiotics for respiratory infections. Cochrane Database
Syst Rev. 2013;(4):CD004417. Published 2013 Apr 30. doi:10.1002/14651858.CD004417.pub4
Dar OA, Hasan R, Schlundt J, et al. Exploring the evidence base for national and regional policy interventions to combat
resistance. Lancet. 2016;387(10015):285-295. doi:10.1016/S0140-6736(15)00520-6.
96
医療機関における製薬企業等による抗微生物薬のプロモーション活動に対する自主的規制や抗微生物薬適正使用
(AMS)に関連する研究に対する研究費の受領の自粛等
97
適正な抗菌薬使用量、回数が投与されるためのシステムを開発し、抗菌薬適正使用及び予後改善に対する効果につい
て研究を実施する。

薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023-2027) | 60