よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-3在宅について(その4) (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65884.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第627回 11/14)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

現状と課題(歯科訪問診療)
• 患家における歯科訪問診療と外来で比較した場合の1日あたりの平均点数は約2倍、1日あたりの患者数は約半
分である。また、歯科訪問診療全体のうち、歯科訪問診療1の訪問回数は少ない。
• 過去の調査等では、患者1人あたりの歯科訪問診療の所要時間は訪問先に関わらず概ね20分以上で、個々の治療
の多くは15分以上を要する。しかし、同一日に訪問する患者数が増加するほど、歯科治療が20分未満である割合
が高くなり、また、歯科訪問診療を実施した人数が10人以上の診療時間の約6割以上が10分未満であった。
• 在宅療養支援歯科病院の施設基準については、歯科訪問診療料の算定回数が実績となっているが、在宅療養支援
歯科病院を届出ていない理由は、「歯科訪問診療の実績を満たさない」が最も多かった。また、歯科医師臨床研
修においては、研修歯科医が将来的に歯科訪問診療が実施できるよう研修期間中に歯科訪問診療に係る研修や教
育を行っている。
• 患家における訪問診療を推進するための「在宅歯科医療推進加算」の施設基準は、歯科訪問診療料1の実績が要
件となっており、在宅療養支援歯科診療所等の施設基準と類似している。
• 「訪問歯科衛生指導料」については、「3 単一建物診療患者10名以上」が多くを占めており、「1 単一建物
診療患者1名」は少数で、1月あたりの指導回数は最も少ない。また、特別の関係に当たる建物のみに訪問歯科
衛生指導を実施しているケースが存在している。なお、「訪問歯科衛生指導」は、「歯科訪問診療」と同日に実
施されることもある。
• 「在宅歯科栄養サポートチーム等連携指導料」については、算定告示と留意事項通知で評価の内容が異なってい
る。また、多職種の参加するカンファレンスや食事観察などにビデオ通話が可能な機器を活用して歯科医師等が
参加することで、効率的・効果的な歯科医療の確保等につながることが期待される。

25