よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


病院薬剤師確保の取組みの手引き(ver 2.0) (23 ページ)

公開元URL https://www.jshp.or.jp/content/2025/0703-1.html
出典情報 薬剤業務向上加算にかかる出向研修モデル作成の手引き(ver 1.0)の公表について(7/3)《日本病院薬剤師会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

都道
府県

高知

福岡

佐賀

長崎

熊本

大分

現状と課題(病院薬剤師に関する主なもの)

主な施策・事業例

・令和2年末時点で薬剤師数 1,787 人と増加傾
向にあるものの、増加率は全国に比べて低い。
・平均年齢は、令和2年末時点で 50.6 歳と全国
平均の 46.6 歳を 4.0 歳上回り、40 歳未満の薬
剤師が占める割合は 30.9%と全国平均の 38.0%
を大きく下回っている。
・薬学部がなく県外薬系大学への受験者数が減
少し、県出身薬学生は H30 年度 476 人から R5 年
度 387 人へと減少。

・中高生を対象とした、薬学部進学セミナーの開催、 協定締結大
学薬学部オープンキャンパスへの参加支援、奨学金返還支援制度
等の情報提供
・薬学生を対象とした、インターンシップの実施、ふるさと実習
の受入体制の強化、関西地区等での就職説明会開催、SNS 等を活
用して求人情報サイト、卒業後のキャリア形成支援を周知
・病院へ就職した薬剤師に対する奨学金返還支援制度
・キャリア形成プログラムを活用して、薬剤師不足地域の薬局や
病院に一定期間就業する薬局・病院間や病院間での人事交流制度
の創設に向けた検討
・病院薬剤師確保のための就職(復職・転職)支援セミナーの開催
・病院薬剤師就職・転職環境の改善
・薬剤師キャリア形成機会の確保
・県外の薬学部で修業する佐賀県出身の薬学生等を対象とした奨
学金制度の活用
・離職・休職している女性薬剤師等を対象とした復職支援
・薬剤師のリカレント教育環境を整備し、がん専門薬剤師等の高
度医療の中で専門性を発揮できる薬剤師の育成

・令和2年の薬局及び医療施設の従事者は人口
10 万対で 211.3 人となっており、全国平均の
198.6 人を上回っている。
・薬局や病院等の医療機関で勤務している人口
10 万対薬剤師数はいずれも全国値を上回ってい
る。
・県内には薬学部がなく、県外に進学した薬学
生の人材還流も高くないことから、恒常的に薬
剤師が不足
・人口 10 万対薬剤師数は 225.1 人であり、全国
平均 255.2 人と比較すると低い値
・薬剤師の総数は年々増加傾向にあり、特に薬
局薬剤師数は増加の一途であるが、病院薬剤師
は減少に転じている。
・令和2年の人口 10 万対薬剤師数は 232.2 人で
あり、全国平均の 255.2 人を下回っている。
・薬局及び医療施設に従事する人口 10 万対薬剤
師数は、192.9 人と全国平均を下回っている。
・令和2年の薬局・医療施設に従事する人口 10
万対薬剤師数が 181.6 人であり、全国平均
198.6 人を下回っている。

・県内の薬局・病院の魅力や就職情報等の情報発信や大学との連
携支援
・中学・高校生、保護者向けに薬剤師の仕事や薬学部進学に関す
る情報発信、セミナー開催等の取組
・国の基金事業等を活用し、薬学生の県内就職を促すための制度
の検討
・潜在薬剤師の復職支援、就職説明会等を実施
・熊本県薬剤師会、熊本県病院薬剤師会と連携し、薬剤師が不足
する地域に対して、必要に応じて他地域から薬剤師を派遣するな
どの薬剤師サービスの充実
・求人情報の充実
・就職後のキャリア形成のための研修を支援
・病院や病院薬剤師業務の魅力を紹介し、病院見学等を支援

23

数値目標

奨学金制度を利用して県内に勤
務する薬剤師数
現在 R5 年 49 人
⇒R12 年 120 人(71 人増)

県内に勤務する薬剤師数
現在 R2 年 3,869 人
⇒R11 年 4,623 人