よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1 令和6年度事業の最終報告について (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59156.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第20回 7/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

データ分析
まとめ
➢ 医療介護関係のビッグデータ(東京都八王子市の医療保険・介護保険のレセプトデータ、NDB
オープンデータ)を分析し、医療・介護現場におけるポリファーマシー状況の改善を測るための指
標を検討した。
➢ ビッグデータを用いて分析する制約上アウトカムを適切に設定することが困難であることから、高齢者
に有害事象を引き起こしやすいとされている薬剤として抗コリン薬、薬剤起因性老年症候群の原
因薬、PIMsに該当する薬剤のリストを用いて、薬剤の処方状況を評価した。
➢ 分析結果から、処方頻度の高さ、安全性の観点でのメリットの大きさ、指標の作成容易性の高さ、
代替薬剤・代替療法があるという4つの観点を重視し、「患者属性・療養環境」、「薬剤」、「処方
状況」組み合わせて検討した上で、ポリファーマシー状況の改善を測るための指標(例)を提示
した。
➢ 地域版の手順書ではポリファーマシー対策の成果把握のモニタリングを行うこととなっており、今回
検討した指標(例)は当該モニタリング指標としての活用が期待される。
➢ 今回提示した指標(例)および活用例を参考に、地域や医療・介護現場等での薬剤処方実態
に応じて指標を設定することが重要である。
➢ ポリファーマシー対策に関わる全ての関係者が当事者意識を持って活用することで、ポリファーマ
シー対策の一層の推進につながると考えられる。
© 2025 NTT DATA INSTITUTE OF MANAGEMENT CONSULTING, Inc.

41