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資料1 令和6年度事業の最終報告について (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59156.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第20回 7/9)《厚生労働省》
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埼玉県
薬剤調整支援者の成果②と課題
• 埼玉県では、ポリファーマシー対策の推進に向け、薬剤調整支援者の任命を行い、薬剤師の意識向上や多職
種との協力関係の強化が見られた。
• 一方で、処方見直しの円滑化に関しては慎重な意見が多く、医師への情報提供等についてさらなる改善の余地
があることが示唆された。
• 運用面において、会議体で合意した運用ルールに基づき、ポリファーマシーコーディネーターと薬剤調整支援者によ
る患者への多剤服用の有無、転倒の有無、睡眠状況の確認等ポリファーマシー対策が実施された。
薬剤調整支援者が実施すべき事項として挙げられた意見





○他職種が協力的になったか。
非常にそう思う
あまりそう思わない

多職種との積極的なコミュニケーションを図る。
患者との対話を重視し、日頃から医師との連携を強化す
る。
普段の業務において、主体的にポリファーマシー対策に取
り組む。

0%

10%

4.5

20%

30%

ややそう思う
全くそう思わない
40%

50%

60%

36.4

どちらともいえない
70%

80%

90%

100%

54.5

4.50.0

○処方見直しが円滑になったか。
非常にそう思う
あまりそう思わない

成果

0%

10%

4.5

13.6

20%

30%

ややそう思う
全くそう思わない
40%

50%
68.2

60%

どちらともいえない
70%

80%

90%

100%

9.1

4.5

課題



全体として他職種との協力関係は向上したが、処方見直しの円
滑化には慎重な意見が多く、医師への情報提供等について改善
の余地がある。



これまでポリファーマシー対策事業に関わったことがない31
名を薬剤調整支援者に任命することができた。



普及啓発活動による手順書の内容等の共有により、知
識の標準化を図ることができた。





ポリファーマシーコーディネーターによるポリファーマシー対策
の実施が7件、薬剤調整支援者による実施が22件報告
された。

「どちらともいえない」との回答割合が高かったが、薬剤調整支援者
が、処方見直しの事例を取り扱う機会が限定的であったため本事
業の効果を判別するに至らなかった可能性がある。



薬剤師だけでなく、医師を始めとした他職種への働きかけが重要
になると考えられる。

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