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入ー2 (令和7年度第2回) 入院・外来医療等の調査・評価分科会 (82 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00271.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第2回 5/22)《厚生労働省》
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ICU 入退室指針(2023年11月24日)
○ 日本集中治療医学会による「ICU 入退室指針(2023年11月24日) 」において掲げられている
「提供する治療・ケアの因子」は以下のとおり。
1. IABP、ECMO、補助循環用ポンプカテーテル(IMPELLA)、VAD などの重症心不全に対す
る循環サポートを必要とする患者は、原則的に ICU で管理すべきである。
2. ARDS(Acute Respiratory Distress Syndrome)をはじめとした重症呼吸不全に対して人工呼吸
を受ける患者は、少なくとも急性期には ICU で管理すべきである。
3. 人工呼吸器や血液浄化療法といった単一臓器のみのサポートが長期間必要な患者は、ICU から
退室し中間ユニットや一般病棟での管理を考慮する。

4. 昇圧薬や強心薬などの薬剤持続投与による循環サポートを必要とする患者は、原則的に ICU で
管理すべきである。
5. 肺動脈圧、心拍出量、頭蓋内圧等の測定や体温管理療法など、厳重なモニタリングを要する患
者は原則的に ICU で管理すべきである。
6. 人工臓器サポートや心血管作動薬などの薬剤持続投与を行わない動脈圧、中心静脈圧のモニタ
リング患者、脳神経所見や電解質・血糖など短期間に頻回の観察を要する患者等については、中
間ユニットで管理することも考慮する。
出典:日本集中治療医学会 ICU入退室指針作成タスクフォース「ICU 入退室指針」(2023 年 11 月 24 日)

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