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資料1-3-1          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (312 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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14:30 ごろ、バイタルチェック中に泡沫状のピンク色の血痰を大量に
排出した。血痰は鼻腔からも溢れた。
14:34 ごろ、意識レベル低下したため、臥位にされた。呼吸停止、総
頚動脈/鼠径動脈触れず、bystander 心肺蘇生法(CPR)を開始した。
14:35-14:36 ごろ、自動体外式除細動器(AED)が装着された。しかし
ショックの必要なしで CPR は継続した。エピネフリンを静脈内投与
を試みるも、静脈路確保できず、CPR は継続した。
14:40 ごろ、心拍および自発呼吸は再開したが、あえぎ様呼吸が認め
られた。
14:42 ごろ、再び心肺停止になり、CPR を再開した。
ほぼ同時に救急隊が到着し、14:55、報告者(医師)は救急車に同乗
し搬送した。救急車内でも CPR 継続するが心停止状態で瞳孔散大、
対光反射なしであった。
15:15 ごろ、第 3 次救急病院に到着し引き継がれた。
報告医師は事象を重篤(死亡)と分類し、事象と bnt162b2 間の因果関
係は評価不能とした。
他要因(ほかの疾患等)の可能性の有無は報告されなかった。
報告医師は、死亡診断書では急性心不全と記載されたと聞いている
が、最終的な診断は不詳とコメントした。
2022/11/11、報告医師は事象と BNT162b2 間の因果関係を評価不能と
した。
報告医師のコメントは以下の通り:
死亡診断書では急性心不全と記載されたと聞いているが、最終的な
診断は不詳である。
2022/11/11 時点において、2022/11/05 に患者は心肺停止を発現した
と報告された。
事象の経過は以下の通りであった:
2022/11/05 15:15、隣接市の新型コロナウイルスワクチン接種会場
から心肺蘇生患者の救急搬送;を当院救命救急センターにて受け入
れた。到着時、心肺停止状態で、心電図波形は心静止であった。心肺
蘇生を継続し、ルート確保のうえ、アドレナリン 1mg を投与し、挿
管管理を実施した。アドレナリン 1mg を計 8 回投与するも反応はな
く、同日午後 3 時 58 分死亡確認。死亡時画像診断を実施し、高度肺
うっ血像を認めた。剖検は実施されなかったが、死亡時画像診断の
み実施された。病理解剖は実施せず。
救急隊から推定体重 110kg との情報があった。以前のかかりつけ医
からの情報で、既往として、高血圧症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群
があった。当院救急搬送時の所見としては、高度肥満があり、皮膚お
よび粘膜病変は認めなかった。接種会場での状況について、ワクチ
ン接種前から呼吸苦があったとの情報と急変時に泡沫状血痰があっ
たとの情報があり、急性心不全を死因とした。
他要因(他の疾患等)の可能性は評価不能であった。

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