よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (63 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

表 69 野生動物由来の Escherichia coli の薬剤耐性率(%)
シカ

イノシシ

薬剤

グマ

ラ牛

199

10

3

2

0

36

4

2

1

14.0

0

18.1

40.0

66.7

50.0

23.6

0

0

12.6

10

0

0

0

2.8

0

0

1.5

0

0

0

0

0

1.9

0

0

1.0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0.2

0.4

2.8

0

0

1.5

0

0

0

0.9

0

0

0.6

1.3

5.7

0

0

3.0

20

0

0

3.1

2.0

11.5

4.4

4.0

17.9

12.8

0

12.6

20

33.3

0

0.9

0

0

0.6

0.9

11.3

0

0

6.0

0

0

0

0.3

0

0

0.2

0

0

0

0

0

0

0

0

1.2

2.9

1.0

1.5

1.3

3.8

0

0

2.0

10

33.3

50

0

0

0

0

1.8

1.9

0

0

1.0

0

0

0

0.6

2.0

0

0.8

0.9

18.9

6.4

0

11.6

0

0

0

神社

公園

小計

山間部

株数

327

102

96

525

224

耐性数

15

5

11

31

4.6

4.9

11.5

0.6

2.0

0

(%)
ABPC
(32)
CEZ
(32)
CTX
(4)
MEPM
(2)
GM
(16)
KM
(64)
TC
(16)
NA
(32)
CPFX
(2)
CL
(4)
CP
(32)
ST
(76/4)

アマミ

トカ

山間部

家畜

その他
アナ

(BP)

耐性率

小型哺乳類
都市部

山間部

小計

106

47

46

18

30

6

5.9

8.0

28.3

0

0.8

3.6

0

0

0

0

0

0

0

0

0.3

施設

ノクロ
ウサギ

引用文献 Asai T, Usui M, Sugiyama M, Izumi K, Ikeda T, Andoh M. Antimicrobial susceptibility of Escherichia coli isolates
obtained from wild mammals between 2013 and 2017 in Japan. J Vet Med Sci. 82(3):345-349, 2020.

(3)食品
令和元年の厚生労働科学研究費食品安全確保推進研究事業による食品から分離される細菌の耐性状
況は以下のようになっている(令和元年度厚生労働科学研究費補助金食品安全確保推進研究事業総括
研究報告書:研究代表者

渡邉治雄)。日本全国23の地方衛生研究所の協力のもと、食品(主に鶏肉)

を汚染しているサルモネラの分離および薬剤耐性の測定を標準化された方法を用いて実施した。その
結果については、④ ii, Non-typhoidal Salmonella, (地方衛生研究所)の項にまとめられている(参
照 、 表 21, 22, 23 29 ) 。 ま た 、 食 鳥 処 理 場 ( 鶏 ) 、 食 品 及 び ヒ ト 由 来 S. Infantis 及 び S.
Schwarzengrundの耐性率(2015-2018)の比較は表57, 58にまとめてある。概要としては、食鳥処理
場由来検体のサルモネラの血清型および薬剤耐性パターンは、食品(主に鶏肉)由来検体のサルモネ
ラと同じ傾向が認められたが、ヒト(糞便)由来検体のサルモネラの血清型、薬剤耐性パターンは食
鳥処理場由来及び食品由来株に比べて多様であり、鶏又はその他食品を介したものの他に多様な原因
(カメなどの愛玩動物感染由来など)がある可能性が示唆された。カンピロバクターにおいては、C.

jejuniとC. coliはともにヒト由来株と食品由来株の耐性傾向に強い類似性があり、食品由来耐性菌と
ヒト由来耐性菌との関連が強く示唆された。

62