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【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
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表 47 病性鑑定材料から分離された Staphylococcus aureus の耐性率の推移(%)
薬剤*

BP

ABPC

0.5

SM

GM

EM

TC

CP

CPFX

64



16

8†



16



32



4

検査株数 (n)

動物種

2011 年

2012 年

2013 年

2014 年

2015 年



5.5

13.6

11.0

11.1

21.3

7.8

7.4

9.3



-

-

-

-

-

75.6

71.4

82.4



0.0

25.0

0.0

15.4

50.0

3.7

22.6

8.0



6.4

2.3

2.8

1.1

2.7

1.4

3.4

5.8



-

-

-

-

-

33.3

20.4

39.2



0.0

10.0

0.0

7.7

16.7

3.7

0.0

0.0



0.9

2.3

1.8

0.0

1.3

0.0

0.6

0.0

-

2016 年

2017 年

2018 年



-

-

-

-

2.2

14.3

11.8



0.0

15.0

0.0

0.0

0.0

3.7

9.7

4.0



1.8

3.4

5.5

0.0

6.7

2.8

1.7

5.8



-

-

-

-

-

37.8

38.8

52.9



50.0

55.0

0.0

15.4

16.7

22.2

6.5

4.0



0.0

2.3

8.3

5.5

6.7

0.0

0.0

0.6



-

-

-

-

-

57.8

53.1

60.8



37.5

5.0

0.0

16.7

16.7

33.3

19.4

20.0



0.0

0.0

0.9

0.0

1.3

0.0

0.6

0.6



-

-

-

-

-

22.2

30.6

43.1



0.0

0.0

0.0

15.4

33.3

3.7

3.2

8.0



0.0

0.0

0.9

0.0

1.3

0.7

0.6

0.0



-



25.0

-

-

-

-

11.1

8.2

23.5

0.0

4.2

15.4

33.3

3.7

3.2

2.8



109

88

109

91

75

141

175

172



-

-

-

-

-

45

49

51



8

20

24

12

6

27

31

25

BP の単位は μg/ml。 - :2015 年までの豚由来株については、いずれの年も株数が5株未満であったため、掲載していない。
* NA についても調査対象としているが、BP が設定できないため、耐性率は掲載していない。† CLSI に規定された BP。

ⅲ. Escherichia coli
2012 年から 2018 年に 12 薬剤を対象に調査を行った。2018 年は、牛、豚及び鶏由来株では ABPC、
SM、TC、豚由来株では CP、ST に対して 50%を超える耐性が認められた。また、12 薬剤中 8 薬剤に
対して豚由来株で牛及び鶏由来株に比べ高い耐性率が認められた。ヒトの医療で重要な CTX、CPFX
及び CL に対する耐性率は、それぞれ 3.3~11.8%、11.8~22.3%及び 2.0~35.5%であった。なお、
2016 年から、CEZ 及び CL は CLSI で変更後の BP を用いている点に留意する必要がある。CL につい
ては、BP を変更したため、2016 年以降豚由来株の耐性率が 50%以上を示したが、変更前の BP を用
いた耐性率では増加傾向はみられていない。なお、CL は 2018 年に動物用医薬品としては第 2 次選択
薬に位置付け、飼料添加物としては指定を取消し使用を禁止したことから、これらのリスク管理措置
の強化による今後の耐性率の動向を確認していく必要がある。

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