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【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (110 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
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表 A. EUCAST(μg/ml)を使用した Neisseria gonorrhoeae の薬剤感受性判定基準
Susceptible

Resistant

PCG

≦ 0.06

0.125–1

>1

CFIX

≦ 0.125

-

> 0.125

CTRX

≦ 0.125

-

> 0.125

SPCM

≦ 64

-

> 64

AZM

≦ 0.25

0.5

> 0.5

CPFX

≦ 0.03

0.06

> 0.06

表 B. CLSI (μg/ml)を使用した Neisseria gonorrhoeae の薬剤感受性判定基準
Susceptible

Resistant

PCG

≦ 0.06

0.125–1

≧2

CFIX

≦ 0.25

-

-

CTRX

≦ 0.25

-

-

SPCM

≦ 32

64

≧ 128

AZM*

-

-

-

CPFX

≦ 0.06

0.12-0.5

≧1

* CLSI(M100-S27)で示された Epidemiological cutoff value は wild type (WT)≦1 ,non-WT ≧ 2

表 C. CLSI(M100-S25)の基準を用いた Neisseria gonorrhoeae の耐性率(%)
CTRX$

2016 年

2017 年

0.6

0.4

0.5

SPCM

0

0

0

AZM*

3.2

4.0

4.0

PCG†

36.0 (96.1)

35.8 (96.7)

37.8(99.0) †

$

$

2015 年

CFIX

16.1

11.0

10.0

CPFX†

79.0 (79.4)

77.9 (78.3)

74.2(75.8)

非感受性率

* CLSI(M100-S27)で示された Epidemiological cutoff value(2μg/ml 以上を非野生株)による値であり、耐性率とは異なる。


*括弧内の数字は、耐性と中間耐性の率の和。

(10)Salmonella Typhi, Salmonella Paratyphi A, Shigella spp.の薬剤耐性状況の調査
① 概要
腸チフス、パラチフス、細菌性赤痢については、菌分離によって確定診断が行われる。起因菌であるチフ
ス菌、パラチフス A 菌、細菌性赤痢菌については薬剤耐性に関する動向調査は存在しないことから、疫学調
査のための通知に基づいて送付される菌株の感受性試験が国立感染研究所において実施されている。細菌性
赤痢菌の薬剤耐性に関する情報は GLASS に報告するデータとしても活用されている。

② 調査方法
疫学調査のための通知(健感発第 1009001 号、食安監発第 1009002 号)に基づいて送付される菌株につい
て薬剤感受性試験が実施されている。薬剤感受性試験では、微量液体希釈法(チフス菌、パラチフス A 菌)、
ディスク拡散法(赤痢菌)を用いて、CLSI から示される基準に従って判定が行われた。

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