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【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
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その他の抗菌薬

抗結核薬

fosfomycin

FOM

salinomycin

SNM

bicozamycin

BCM

trimethoprim

TMP

isoniazid

INH

ethambutol

EB

rifampicin (rifampin)

RFP

pyrazinamide

PZA

rifabutin

RBT

* 日本化学療法学会抗菌化学療法用語集、動物用抗菌剤研究会報 36(2014)及び家畜共済における抗菌性物質の使用指針(2009
年、農林水産省)より引用

【参考】 抗微生物薬等については、以下の様な詳細な定義があるものの、実際の医療では、「抗菌薬」、
「抗生物質」、「抗生剤」及び「抗菌剤」の四つの用語は細菌に対して作用する薬剤の総称として互
換性をもって使用されている。農林畜産分野では、治療目的に加えて抗菌性飼料添加物等にも使用
されることから、「抗菌剤」や、「抗微生物剤」と表現されることが多い。
抗微生物薬(antimicrobial agents, antimicrobials):微生物(一般に細菌、真菌、ウイルス、寄生虫に大
別される)に対する抗微生物活性を持ち、感染症の治療、予防に使用されている薬剤の総称である。ヒト
で用いられる抗微生物薬は抗菌薬(細菌に対する抗微生物活性を持つもの)、抗真菌薬、抗ウイルス薬、抗
寄生虫薬を含む。
抗菌薬(antibacterial agents) :抗微生物薬の中で細菌に対して作用する薬剤の総称として用いられる。
抗生物質(antibiotics):微生物、その他の生活細胞の機能阻止又は抑制する作用(抗菌作用と言われる)を持
つ物質であり、厳密には微生物が産出する化学物質を指す。
抗生剤:抗生物質の抗菌作用を利用した薬剤を指す通称である。
(抗微生物薬適正使用の手引き(第一版)参照)

原末換算量(動物用医薬品)、実効力価換算量(抗菌性飼料添加物)、有効成分換算(農薬)、
力価換算した重量ベースの抗菌薬消費量(ヒト):いずれも有効成分重量を指している。動物用医薬品は製
造販売業者より販売データを収集しており、原末換算量は販売数量から算出した薬剤の有効成分重量であ
る。その際、製造販売業者は販売した抗菌剤が使用される畜種の割合も推定して提出しており、推定販売
量はその畜種別割合に基づき、畜種別の販売量を算出したものである。抗菌性飼料添加物における実効力
価換算量、農薬における有効成分換算およびヒトにおける力価換算した重量ベースの抗菌薬消費量も、原
末換算量と同様に、有効成分重量を指している。
抗菌薬使用の指標:DDD(defined daily dose)
・AUD(antimicrobial use density):AUD は主に医療機関の使用状況を把握する単位であり、一定期
間における抗菌薬の力価総量を WHO で定義された DDD で除した値を在院患者延数で補正した値であ
り、単位は DDDs/100 bed-days や DDDs/1000 patient-days 等で示される。
・DID(DDDs/1,000 inhabitants/ day):地域や国における抗菌薬使用は力価総量を DDD で除し、分母
を 1 日あたりの地域住民数(inhabitants)で補正した値であり、DID として示される。
・DOT(day of therapy):DOT は一定期間における抗菌薬の治療日数の合計(DOTs)を在院患者延数
で補正した値であり、単位は DOTs/100 bed-days や DOTs/1000 patient-days 等で示される。

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