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【参考資料2】【日版R4.1.17一部改正】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2020 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23261.html
出典情報 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第9回  1/17)《厚生労働省》
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アクションプランの成果指標
ヒトに関するアクションプランの成果指標:特定の耐性菌の分離率(%)*
2013 年
§

肺炎球菌のペニシリン非感受性率, 髄液検体

2015 年

2017 年

2018 年

2019 年

2020 年(目標値†)

47.4

40.5

29.1

38.3

32.0

3.2

2.7

2.1

2.2

2.2

大腸菌のフルオロキノロン耐性率

35.5

38.0

40.1

40.9

41.4

25%以下

黄色ブドウ球菌のメチシリン耐性率

51.1

48.5

47.7

47.5

47.7

20%以下

緑膿菌のカルバペネム耐性率 (イミペネム)

17.1

18.8

16.9

16.2

16.2

10%以下

緑膿菌のカルバペネム耐性率 (メロペネム)

10.7

13.1

11.4

10.9

10.6

10%以下

大腸菌のカルバペネム耐性率 (イミペネム)

0.1

0.1

0.1

0.1

0.1

0.2%以下(同水準) ¶

大腸菌のカルバペネム耐性率 (メロペネム)

0.1

0.2

0.1

0.1

0.1

0.2%以下(同水準) ¶

肺炎桿菌のカルバペネム耐性率 (イミペネム)

0.3

0.3

0.2

0.3

0.2

0.2%以下(同水準) ¶

肺炎桿菌のカルバペネム耐性率 (メロペネム)

0.6

0.6

0.4

0.5

0.4

0.2%以下(同水準) ¶

肺炎球菌のペニシリン非感受性率, 髄液検体以外§

15%以下

*JANIS データより作成。2013 年からは2年おきにデータを掲載していたが、2017 年以降は毎年のデータを掲載している


目標値は、AMR 対策アクションプラン文献 1 より抜粋。

§

アクションプランにある 2014 年の肺炎球菌のペニシリン非感受性率は、CLSI 2007 の基準に沿ってペニシリンの MIC が 0.125μg/ml 以上を

耐性としている。しかし、2008 年に CLSI が基準を変更し、髄液検体と髄液以外の検体とで基準が別になり、それに伴い JANIS でも 2015 年以
降髄液検体と髄液以外の検体とで集計を分けて掲載している。


AMR 対策アクションプラン(文献 1)には、2014 の大腸菌と肺炎桿菌のカルバペネム耐性率は 0.1%と 0.2%であり、2020 年の耐性率を同水準

に維持するとある。

ヒトに関するアクションプランの成果指標:抗菌薬使用 (DID) (販売量による検討)
2013 年†
全抗菌薬

2019 年

14.91

13.28

経口セファロスポリン系薬

3.91

経口フルオロキノロン系薬

2.83

経口マクロライド系薬
静注抗菌薬
DID: Defined daily dose per 1,000 inhabitants per day

2013 年との比較

2020 年(目標値*)

10.9%減

33%



3.02

22.7%減

50%



2.32

18.1%減

50%



4.83

3.84

20.6%減

50%



0.96

1.09

12.7%増

20%



人口 1,000 人あたりの1日使用量。

*目標値は、 文献 1 より抜粋。†文献 2 から作成。

動物に関するアクションプランの成果指標:特定の耐性菌の分離率(%)
大腸菌のテトラサイクリン耐性率(農場)

2014 年*

2015 年*

45.2

39.9

(と畜場)

39.8

大腸菌の第3世代セファロスポリン耐性率(農場)

1.5

2017 年

2018 年

0.7
4.7

40.8

43.6

2.4

2.1

1.1

5.0

4.0

4.7

G7 各国の数値と同水準

3.8

(と畜場)

2.7

2020 年(目標値**)
33%以下

47.6

0.9

(と畜場)
大腸菌のフルオロキノロン耐性率(農場)

2016 年

G7 各国の数値と同水準

*文献 3 から作成、一部改変。JVARM「農場における家畜由来細菌の薬剤耐性モニタリング結果」
**目標値は、文献 1 より抜粋。

引用文献
1.

国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議.“AMR 対策アクションプラン 2016-2020” 2016.

2.

Muraki Y, et al.“Japanese antimicrobial consumption surveillance: first report on oral and parenteral
antimicrobial consumption in Japan (2009–2013)” J Glob Antimicrob Resist. 2016 Aug 6;7:19-23.

3.

農林水産省動物医薬品検査所

“薬剤耐性菌のモニタリング Monitoring of AMR”

https://www.maff.go.jp/nval/yakuzai/yakuzai_p3.html

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