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資料1-2 早期導入を要望する医療機器等に関する要望書【No.2026-1】 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75016.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第41回 7/29)《厚生労働省》
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(別添様式1)
3) Elraiyah T et al. J Vasc Surg, 2016; 63(2 Suppl): 37S-45S.e1-2.
4) Kwa KAA et al. J Plast Reconstr Aesthet Surg, 2019; 72(11): 1752-62.
5) Michailidis L et al. Ostomy Wound Manage, 2018; 64(9): 39-46.
6) Shimada K et al. Int Wound J, 2021; 18(3): 269-78.
7) Wormald JC et al. Cochrane Database Syst Rev, 2020; 9: Cd012826.
8) Steed DL. Debridement. Am J Surg 2004;187:71S-74S.
9) Swanson T et al.: J Wound Care. 2022 Dec 1;31(Sup12):S10-S21.
3-4. 既存の治療方法の問題点
1. 外科的デブリードマン
外科的デブリードマンの利点は迅速かつ効率的であるが、欠点として選択的でなく健常組織にも侵襲
を与える 1)。また、適切な外科的デブリードマン自体を行うことが技術的に難しいとされる。過度な
外科的デブリードマンを行うと創傷治癒過程が炎症期に逆戻りして炎症性サイトカインの流入を招く
可能性もある 2)。米国の糖尿病性潰瘍治療ガイドラインでは、デブリードマンの方法として外科的デ
ブリードマンが有効であることが多いが、創部の状態、実施者の能力や資格、患者の全身状態によっ
て選択すると記載されている 3)。
外科的デブリードマンでは難治性潰瘍の原因となるバイオフィルムを完全に除去することが難しい。
その理由の一つに、バイオフィルムは透明で、外科的デブリードマン後に残存するバイオフィルムを
確認することが出来ないためである。バイオフィルムは数時間で再形成され、72 時間以内に成熟する
4)。不適切なデブリードマンは viability(バイアビリティ)のない組織を残存させ、制御不能な細菌
繁殖や創治癒遅延を引き起こすとされる 5)。バイオフィルムによる創傷治癒遅延を予防・治療するに
は頻回に外科的デブリードマンを実施する必要があり、これをメンテナンスデブリードマンと呼ぶ 6)。
メンテナンスデブリードマンは繰り返しの実施が必要で、医療者に多大なコストと負担を与え、患者
にも入院期間延長などの負担を生じさせる。

2. 物理的(機械的)デブリードマン
機械的デブリードマンである創面の洗浄やガーゼでこする行為も、外科的デブリードマンと同様に健
常組織に損傷を与え、選択的でないことが問題となる 1)。また、バイオフィルムおよび細菌除去が完
全ではないことも課題である。十分な洗浄は Wound bed preparation を進めるうえで不可欠である
7) が、浅い難治性潰瘍に対して過度な洗浄を行うことは創傷治癒に必要なサイトカインを減少させ、
創傷治癒遅延となる可能性もある 7)。その他、創面の状況、洗浄の範囲、洗浄液の選択など、専門的
な技術を必要とする 8)。

3. 自己融解(自己融解的)デブリードマン
自己融解デブリードマンの一般的な問題点として、不活化組織の融解を行うため時間がかかることが
挙げられる 1)。また、周辺皮膚で浸軟あるいはかぶれが生じる可能性があり、患者に負担となること
も同様に指摘されている 1)。

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