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参考資料1 障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン(第2版)案 (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_74454.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第157回 7/10)《厚生労働省》
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コラム
コラム❹意
思 決 定 支 援 におけるアセスメントとは? ( その2 )

意思は情報を受け取り、理解し、経験を重ねる過程の中で徐々に形成されていくもので
す。そのため、本人がどのように情報を受け取ると理解しやすいのか、提示する情報の量
や順序、時間をかけることで反応に変化が表れるのかといった点を丁寧に確認していくこ
とが求められます。意思決定支援におけるアセスメントでは、結果としての選択だけでな
く、その前段階にある意思形成の過程そのものを捉える視点が重要となります。
情報の提示に当たっては、言葉による説明に限らず、写真や実物、絵カードなどの視覚
的手段を用いるなど、本人にとって理解しやすい方法を探索することが必要です。こうした
情報の提示の仕方や関わり方、環境設定といった支援者側の工夫そのものが、本人の意思
形成や選択に影響を及ぼすことを踏まえ、継続的かつ丁寧にアセスメントを行っていくこ
とが重要です。
さらに、意思決定支援におけるアセスメントでは、記録も重要な要素となります。記録
は、日々の関わりの中で見られた表情や行動、反応の変化、選択に至るまでの過程を積み
重ねて残していくものです。特に、言葉による意思表出が難しい場合には、どのような場面
で落ち着いた様子が見られたのか、どのような活動に対して関心や心地よさが示されたの
かといった事実を具体的に記録することが、意思、選好及び価値観を理解する手がかりと
なります。
記録を継続的に時間をかけて蓄積することで、本人の意思や選好の傾向、価値観が浮か
び上がり、支援者間での共有や検討を可能とします。記録は単なる経過報告ではなく、アセ
スメントを深め、意思決定支援の質を高めるための基盤として位置づけられるものです。
意思決定支援におけるアセスメントとは、本人の現在の反応と過去の経験を往復しなが
ら、それらを記録として積み重ね、どのような活動や環境、関わり方が本人にとって意味を
持ちやすいのかを整理し、その人らしい選択や生活につなげていくための実践であるとい
えます。

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