よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-4 早期導入を要望する医療機器等に関する要望書【No.2025-2】 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_72007.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第40回 3/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(別添様式1)

術中モニタリング用イメージングデバイスとして使用する。
①心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、動脈管開存症(PDA)等の先天性心疾患
心房中隔欠損症(ASD)は先天性心疾患の 7~13%を占め、成人で発見される先天性心疾患
のうち、大動脈二尖弁を除くともっとも多い疾患である。無治療で放置した場合、右心不全、
不整脈、肺高血圧症を合併する 3-2。
心室中隔欠損症は先天性心疾患の約 20%を占め、短絡量に応じて左心不全、肺高血圧、不整
脈などを合併する。
動脈管開存症は、症状が比較的乏しいために成人期まで放置される症例や、成人期に初めて
診断される症例もまれではなく、高齢者心不全の原因として散見される。
②大動脈弁狭窄症、僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、心筋梗塞後心室中隔穿孔、三尖弁閉鎖不
全等の弁膜症 3-1
大動脈弁狭窄症(AS)は、心臓から全身へ血液を送り出しにくくなる疾病で、進行すると狭
心痛や心不全、安静時でも息切れの症状が現れ、最終的には突然死に至ることもある。加齢に
伴う大動脈弁尖の変性に基づく大動脈弁狭窄症(AS)の占める割合が最も大きく、手術を要す
る重症 AS の 80%以上を占める。
僧帽弁狭窄症(MS)の主病態は弁狭窄に伴う左房から左室への血液流入障害である。左房圧
が上昇することにより肺静脈圧も上昇し,呼吸困難を主とする症状が出現する。病状の進展と
ともに心拍出量は低下し、また肺高血圧のために右心系の拡大を来たし、肝腫大をはじめとし
た右心不全症状を引き起こす。僧帽弁逆流症は有病率の高い弁膜症で加齢により増加し、米国
では 75 歳以上の 9.3%が中等症以上の MR を有すると報告されている。
三尖弁閉鎖不全による逆流症(TR)は、二次性(機能性)が 70~90%を占め、右室に対す
る圧負荷または容量負荷による右室拡大、心房細動による右房の拡大、または右室心筋自体の
障害などで三尖弁尖の接合が悪くなることにより生じる。TR による自覚症状は、右室前方へ
の心拍出量の減少による息切れや易疲労感、倦怠感と、右室後方の静脈うっ血による全身の浮
腫と食思不振、臓器うっ血随伴症状、腹水などである。臓器うっ血は全身のさまざまな臓器に
影響し、右心不全が進行すると最終的には心臓性悪液質に至る。
③経皮的卵円孔開存閉鎖術や経皮的左心耳閉鎖術による脳梗塞の予防治療 3-2
心房細動は 70 歳以上の数~10%程度に現れる不整脈であるが、非弁膜症性心房細動におい
て、脳塞栓症(心原性脳梗塞)はもっとも重篤な合併症であり、ひとたび発症すると突然大き
な脳血管を閉塞するため、死亡や重度の機能障害を引き起こす。
脳梗塞のうち,卵円孔開存(PFO)等の右左シャントを介して静脈系の血栓が動脈系へ流入
して発症したと考えられるものを奇異性脳塞栓症といい、2017 年の3つのランダム化比較試験
において、PFO を有する原因不明の脳梗塞の再発防止における経皮的 PFO 閉鎖術の有効性と
安全性が示された。
虚血性脳卒中のうち、心原性脳塞栓症は予後が悪く、原因の多くを占める非弁膜症性心房細
動における 90%以上の血栓は左心耳で形成されるため、脳卒中の高リスク群で、長期の抗凝固
療法の継続が困難な患者においては経皮的左心耳閉鎖術が治療の選択肢として普及しつつあ
る。
④経皮的中隔心筋焼灼術による心筋症治療
肥大型心筋症は、原発性の心室肥大をきたす心筋疾患である。一般成人の約 0.2%に認めら
26