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資料1-2-3診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (60 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<重症度分類>
○ 1)又は2)を認める場合を重症とする。
1)多発血管炎性肉芽腫症による以下の重症度分類を用いて3度以上を対象とするいずれかの臓器障害を有
する。
臓器
1度腎臓

障害の内容
上気道(鼻、耳、眼、咽喉頭など)および下気道(肺)のいずれか1臓器
以上の症状を示すが、免疫抑制療法(ステロイド、免疫抑制薬)の維持量
あるいは投薬なしに1年以上活動性の血管炎症状を認めず、寛解状態に
あり、血管炎症状による非可逆的な臓器障害を伴わず、日常生活(家庭
生活や社会生活)に支障のない患者。①又は②を満たす場合
①CKD重症度分類ヒートマップの赤色に該当*1
②いずれの腎機能であっても尿蛋白 0.5g/日以上又は 0.5g/gCr 以上



特発性間質性肺炎の重症度分類で III 度以上に該当*2、又は肺胞出血、
又は気道狭窄

心臓

NYHA2 度以上の心不全徴候*3



良好な方の眼の矯正視力が 0.3 未満

2度耳

上気道(鼻、耳、眼、咽喉頭など)及び下気道(肺)のいずれか2臓器以
上の症状を示し、免疫抑制療法を必要とし定期的外来通院を必要とする
が血管炎症状による軽度の非可逆的な臓器障害(鞍鼻、副鼻腔炎など)
及び合併症は軽微であり、介助なしで日常生活(家庭生活や社会生活)を
過ごせる患者。両耳の聴力レベルが 70 デシベル以上か、又は一側耳の
聴力が 90 デシベル以上かつ他側耳の聴力レベルが 50 デシベル以上の
聴力障害

3度耳

上気道(鼻、耳、眼、咽喉頭など)及び下気道(肺)、腎臓障害あるいは
その他の臓器の血管炎症候により、非可逆的な臓器障害※1 ないし合併症
を有し、しばしば再燃により入院又は入院に準じた免疫抑制療法を必要と
し、日常生活(家庭生活や社会生活)に支障を来す患者。平衡機能の著し
い障害、又は極めて著しい障害*4

腸管

腸管梗塞、消化管出血

皮膚・軟部組織

四肢の梗塞・潰瘍・壊疽、又はそれらによる四肢の欠損・切断(部位は問
わない)

4度神経

上気道(鼻、耳、眼、咽喉頭など)及び下気道(肺)、腎臓障害あるいは
その他の臓器の血管炎症候により、生命予後に深く関与する非可逆的な
臓器障害※2 ないし重篤な合併症(重症感染症など)を有し、強力な免疫抑
制療法と臓器障害、合併症に対して、3か月以上の入院治療を必要とし、
日常生活(家庭生活や社会生活)に一部介助を必要とする患者。脳血管
障害により、modified Rankin Scale で3以上*5
末梢神経障害により、徒手筋力テストで筋力3以下*6

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