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資料1-2-3診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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* DMRV 又は Nonaka Myopathy は国際的に GNE myopathy と統一呼称する動きがある(Huizing et al.
Neuromuscul Disord 2014)が、本診断基準中には現在通用されている呼称と併記した。
(3)眼咽頭遠位型ミオパチー(Oculopharyngodistal myopathy)診断基準
●診断に有用な特徴
A.臨床的特徴(a、かつ b は必須を満たす)
a.眼瞼下垂を呈する。
b.前脛骨筋下腿三頭筋の筋力低下・筋萎縮を呈する。
(以下は参考所見)
・緩徐進行性である。
・外眼筋麻痺、嚥下・構音障害を呈する。
・常染色体顕性遺伝(優性遺伝)の家族歴を認めることがある。
B.一般的検査(a は必須を満たす)
a.血清 CK 値は正常から軽度高値(1,000 IU/L 以下)
(以下は参考所見)
・針筋電図で筋原性変化(ただし、fibrillation potential や高振幅 MUP が認められることがある。)
C.筋生検所見
縁取り空胞を伴う筋線維の存在
D.遺伝学的検査
本邦例の殆どは LRP12、GIPC1、NOTCH2NLC のいずれかの遺伝子に CGG リピート伸長を有する。
●除外すべき疾患
臨床的鑑別
・遠位筋を侵し得る他の筋疾患(他の遠位型ミオパチーを含む。)
・眼咽頭型筋ジストロフィー(OPMD)
・ミトコンドリア病(慢性進行性外眼筋麻痺: CPEO)
病理学的鑑別
・縁取り空胞を来す他のミオパチー
●診断のカテゴリー
Definite:A+B+Cを満たすもの。 D
Probable:A+Bであるが、Cを満たさないもの。+C
(4)その他の遠位型ミオパチー診断基準
●疾患概念
その他の遠位型ミオパチーは原因遺伝子の同定されていないものを含めて、各種の報告がある。ここでは、

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