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資料1-2-3診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
【主要項目】
(1)主要症候
①発熱(38℃以上、2週以上)と体重減少(6か月以内に6kg 以上)
②高血圧
③急速に進行する腎不全、腎梗塞
④脳出血、脳梗塞
⑤心筋梗塞、虚血性心疾患、心膜炎、心不全
⑥胸膜炎
⑦消化管出血、腸閉塞
⑧多発性単神経炎
⑨皮下結節、皮膚潰瘍、壊疽、紫斑
⑩多関節痛(炎)、筋痛(炎)、筋力低下
(2)組織所見
中・小動脈のフィブリノイド壊死性血管炎の存在
(3)血管造影所見
腹部大動脈分枝(特に腎内小動脈)の多発小動脈瘤と狭窄・閉塞
(4)診断のカテゴリー
①Definite
主要症候のうち2項目以上とあり、かつ組織所見のあるを満たす例
②Probable
以下の(a)、又は(b)を満たす。
(a)主要症候のうち2項目以上とあり、かつ血管造影所見の存在するを満たす例
(b)主要症候のうち①を含む6項目以上存在するを満たす例
(5)参考となる検査所見
①白血球増加(10,000/µL 以上)
②血小板増加(400,000/µL 以上)
③赤沈亢進
④CRP 強陽性
(6)鑑別診断
①顕微鏡的多発血管炎
②多発血管炎性肉芽腫症 (旧称:ウェゲナー肉芽腫症)
③好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(旧称:アレルギー性肉芽腫性血管炎)
④川崎病動脈炎
⑤膠原病(全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ(RA)など)
⑥IgA 血管炎(旧称:紫斑病性血管炎ヘノッホ・シェーライン紫斑病)
⑦アデノシンデアミナーゼ 2(Adenosine deaminase 2: ADA2)欠損症

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