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○個別事項(その3)について-2 (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00116.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第494回  11/5)《厚生労働省》
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依存症について
○ 依存症は誰でもなり得る、器質的な変化をもたらす精神疾患であり、現時点では、アルコール依存症、薬物依存症、
ギャンブル依存症の3依存が該当している。
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和25年5月1日法律123号)
第5条(定義)この法律で「精神障害者」とは、統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者をいう。
※現時点ではICD-10に定められている3つの依存症(アルコール、薬物、ギャンブル)が該当。
※令和元年5月にWHO総会の本会議で、ICD-11が正式決定

依存症は、ある物質や行為をしている人であれば、誰でもなり得る精神疾患
⇒適切な支援や治療により回復可能
人はなぜ依存症になるのか
• 物質や行為に頼らないといられない心の状態⇒「生きづらさ」の解消のため


依存の問題が重いほど陥りやすい心理状態1)
1. 他者への不信感
2. 拒絶されている感覚
3. 自分への信頼の低さ

・自己治療仮説2)
・信頼障害仮説3)

1) 長徹二: 平成27年度 厚生労働科研費報告書. 2016.
2) Khanzian JE et al: Understanding Addiction as Self
Medication Finding Hope Behind Pain. 2008. {松本俊彦
訳: 人はなぜ依存症になるのか 自己治療としてのア
ディクション}
3) 小林桜児: 信頼障害としてのアディクション. 2016.

依存症の脳内変化仮説
・依存性物質が脳内でドパミンを過剰放出
(Kishi2008)
・過剰なドパミンによりD2受容体が減少
(Okita2018)
・D2受容体減少により衝動性の高まりや、薬
物希求傾向が強まる(Moellaer2018)

D2受容体の減少
Okita,2018

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