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資料1 介護保険制度に関するその他の課題 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66123.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第129回 11/20)《厚生労働省》
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これまでの介護保険部会における主なご意見②
(論点①

高齢者虐待防止の推進)(続き)

○ 特に近年、老老介護と呼ばれる後期高齢者同士の夫婦による家族介護が増加しているが、介護保険制度内での家族介護者への
支援策はいまだ十分とは言えない。(略)介護家族の身体的な疲労を軽減するための介護保険給付の充実をぜひ検討いただきた
く強く希望する。
○ 介護施設の現場の中に権利擁護や意思決定支援が行われる仕組みをつくらなくてはいけない。特にチームでそれが行われるよ
うな仕組みをつくるようなこと、今回介護報酬に減算の要件ができたけれども、そういったことを利用しながら、そういうこと
を進めていかなければならないであろう。
○ 介護職の中核的な役割を担う人材として、配置基準上、明確に位置づけることで、介護福祉士としての自覚と責任の意識を促
すことにもつながると考える。
○ 中には適性が乏しい職員が当然混在してくる可能性はありる。そういった中で、入り口部分等をどうするのか、それから、特
に虐待を起こした職員に対する対応をどうするのか。もちろんペナルティも含めながら、再教育の仕組み、その辺を支援してい
かないと、そこは当事者が繰り返さないということが大事だから、そういうことも含めて、まだまだ取り組むべきことはいろい
ろあろうかと思う。
○ 経営層の現場理解の不足や職員管理体制の不備も虐待の発生の一因とされており、チームによるケアの推進と組織的な研修体
制の強化が求められる。深刻な事態に至る前の予防的支援や、心情に寄り添った事後の支援体制も含め、きめ細かな対応が求め
られる。
○ 認知症の方や障害が重い方は、いかに権利侵害のリスクが高い状況に置かれているかということを改めて確認しておく必要。
これに対しては、職員の研修だけでは駄目で、権利擁護と意思決定支援のネットワークをつくり出す環境が整備されていないと
いうことが大きな問題であって、その構造をどうやってつくっていくかということを考えた対策を考えることが非常に重要。

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