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資料2 地域包括ケアシステムの深化(相談支援の在り方) (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65232.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第127回 10/27)《厚生労働省》
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これまでの介護保険部会における主なご意見②
(論点②

ケアマネジャーの業務の在り方の整理)

○ ケアマネジャーの人材不足や業務負担のため、居宅介護支援事業所のケアマネジャーは要介護者の支援だけでも多忙である。
介護予防支援プロセスの効率化に加え、業務の負担となっているシャドウワークや更新研修のあり方についても検討する必要が
ある。人材確保の観点からも特に研修については、資格の仕組みとしての更新制度と質の担保のための定期的な研修を切り分け
ることについても検討していただきたい。
○ 法定業務は、専門家であるケアマネがやらなければいけないが、それ以外の業務をケアマネの業務から外す。ほかの人に振る
ということをそろそろ考えなければいけないのではないか。根本的に業務量が本当にケアマネだけで全部賄っていけるのかどう
かというところを考えなければいけないのではないか。
○ ケアマネジャーの本来的な役割、法定業務に定められている役割ということについて、社会の状況も変化し、人々のニーズが
変わってきており、利用者の状況も大きく変化している中で、ケアマネジャーの役割が従来のままでいいのか。本来ならばケア
マネが担っている業務におけるソーシャルワーク機能や、カウンセリング機能というのは非常に重要であり、不可欠だが、アン
ペイドであるのでやはりそれが負担になり、それに十分な時間を割くわけにはいかない現状があるのではないか。法定業務の内
容についての再検討というのも必要なのではないか。
○ ケアマネジャーの専門性の発揮については、業務の整理、法定業務以外の業務に対する受け皿や他のサービスの活用など、関
係の施策を検討した上で進めていただきたい。
○ 生活の継続に必要な不可欠なシャドーワークもあり、その対応を通して個別ニーズのアセスメントにつながっている側面があ
ることも事実。こうした実態を踏まえながら、介護職の業務の在り方についても検討することが必要ではないか。
○ ケアマネジャーのシャドーワークにより在宅生活が維持できている側面もある。この業務外の仕事に対しての評価をどうする
かも今後の大きな検討課題だと考える。
○ ケアマネジャーの年齢状況が高齢化しており、今後さらに人材不足が深刻化することを危惧しているところ。そのために、ケ
アマネジャーの処遇改善、業務負担の軽減について必要な検討を強く、ぜひともお願いしたい。
○ 賃金が業務に見合っていないことや、法定業務もさることながら、シャドーワークの業務量も多く担っている実態、労働時間
における研修時間の取扱い、研修費用の負担の問題、そして医療介護総合確保基金の活用の範囲などに地域差があるという声が
ある。質の向上につながる研修とは何なのかということも含めて、今後見直しを図る検討が必要ではないか。
○ 今後のケアマネジメントの需要見込みを踏まえた実効性のある人材確保が必要。ケアマネジャーの負担感を軽減するための介
護支援専門員の業務整理、更新研修の在り方を見直す時期にきているのではないか。
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