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【参考資料2-4】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)歯科編 (24 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》 |
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抗微生物薬適正使用の手引き
表 11.
一般名(慣用名)
アモキシシリン
第四版
歯科編
治療的経口抗菌薬の腎機能別の投与量と投与回数 70-72
通常腎機能での
治療的投与量
腎不全患者(透析患者を含む)
1 回 250 mg・1 日 3~4 回
又は
1 回 500 mg・1 日 3 回¶
1 回量 250-500 mg
10<Ccr 値※1<50 の場合、1 日 2 回
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、1 日 1 回※
2
クラブラン酸/
アモキシシリン
1 回 250/125 mg
(アモキシシリン/クラブラ
ン酸)・1 日 3~4 回
(アモキシシリンを併用
する場合、
アモキシシリン 1 回 250
mg・1 日 3 回)
【処方例】
オーグメンチン 250RS
(アモキシシリン/クラブ
ラン酸) 1 錠 +アモキシシ
リン 250mg 1 錠)
1 回量 250/125 mg
(アモキシシリン/クラブラン酸)
10<Ccr 値<50 の場合、1 日 2 回
(アモキシシリンを併用する場合、
アモキシシリン 1 日 2 回)
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、1 日 1 回※
2
(アモキシシリンを併用する場合、
アモキシシリン 1 日 1 回)
セファレキシン
(錠剤)
1 回 250~500 mg・
1日4回
1 回量 250~500 mg
10<Ccr 値<30 の場合、1 日 2~3 回
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、
1 回 250~500 mg・1 日 1~2 回※2
セファレキシン
(徐放製剤)
1 回 1,000 mg・
1日2回
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、
1 回 500 mg・1 日 1 回※2
クリンダマイシン¶
1 回 300~600 mg・
1日3回
投与量・投与間隔調整は不要
アジスロマイシン
1 回 500 mg・1 日 1 回
投与量・投与間隔調整は不要
クラリスロマイシン
1 回 200~400 mg・
1日2回
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、
1 回 200~400 mg・1 日 1 回※2
※1
Ccr 値:クレアチニンクリアランス値(mL/min.)
※2
血液透析患者の透析日は透析後に投与
¶添付文書記載の適応症や用法用量は、第 1 章「(4) その他」に記載
(ii) 抗菌薬のアレルギーについて
アレルギーとは、副反応の中でも免疫学的機序を介したものであるが、抗菌薬の
有害事象には、アレルギーとそれ以外の免疫学的機序を介さない副作用も存在する
76。そのため、それらを見分けることの重要性が、近年、AMR 対策や抗菌薬適正使
用の一環として強調されている 77。また、アレルギーがある場合はその薬剤の使用
を避けることで、第一選択薬が使用できないことによる治療の失敗、広域抗菌薬の
使用による耐性菌の出現やクロストリディオイデス ディフィシル感染症を合併する
リスクの増加等の負の側面も報告されている 73,74。
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表 11.
一般名(慣用名)
アモキシシリン
第四版
歯科編
治療的経口抗菌薬の腎機能別の投与量と投与回数 70-72
通常腎機能での
治療的投与量
腎不全患者(透析患者を含む)
1 回 250 mg・1 日 3~4 回
又は
1 回 500 mg・1 日 3 回¶
1 回量 250-500 mg
10<Ccr 値※1<50 の場合、1 日 2 回
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、1 日 1 回※
2
クラブラン酸/
アモキシシリン
1 回 250/125 mg
(アモキシシリン/クラブラ
ン酸)・1 日 3~4 回
(アモキシシリンを併用
する場合、
アモキシシリン 1 回 250
mg・1 日 3 回)
【処方例】
オーグメンチン 250RS
(アモキシシリン/クラブ
ラン酸) 1 錠 +アモキシシ
リン 250mg 1 錠)
1 回量 250/125 mg
(アモキシシリン/クラブラン酸)
10<Ccr 値<50 の場合、1 日 2 回
(アモキシシリンを併用する場合、
アモキシシリン 1 日 2 回)
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、1 日 1 回※
2
(アモキシシリンを併用する場合、
アモキシシリン 1 日 1 回)
セファレキシン
(錠剤)
1 回 250~500 mg・
1日4回
1 回量 250~500 mg
10<Ccr 値<30 の場合、1 日 2~3 回
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、
1 回 250~500 mg・1 日 1~2 回※2
セファレキシン
(徐放製剤)
1 回 1,000 mg・
1日2回
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、
1 回 500 mg・1 日 1 回※2
クリンダマイシン¶
1 回 300~600 mg・
1日3回
投与量・投与間隔調整は不要
アジスロマイシン
1 回 500 mg・1 日 1 回
投与量・投与間隔調整は不要
クラリスロマイシン
1 回 200~400 mg・
1日2回
Ccr 値<10 又は血液透析の場合、
1 回 200~400 mg・1 日 1 回※2
※1
Ccr 値:クレアチニンクリアランス値(mL/min.)
※2
血液透析患者の透析日は透析後に投与
¶添付文書記載の適応症や用法用量は、第 1 章「(4) その他」に記載
(ii) 抗菌薬のアレルギーについて
アレルギーとは、副反応の中でも免疫学的機序を介したものであるが、抗菌薬の
有害事象には、アレルギーとそれ以外の免疫学的機序を介さない副作用も存在する
76。そのため、それらを見分けることの重要性が、近年、AMR 対策や抗菌薬適正使
用の一環として強調されている 77。また、アレルギーがある場合はその薬剤の使用
を避けることで、第一選択薬が使用できないことによる治療の失敗、広域抗菌薬の
使用による耐性菌の出現やクロストリディオイデス ディフィシル感染症を合併する
リスクの増加等の負の側面も報告されている 73,74。
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