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【参考資料2-4】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)歯科編 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

第四版

歯科編

(3) その他
(i) 腎機能低下患者への対応
腎機能低下患者に対して治療目的で抗菌薬を投与する場合は、多くの薬剤で投与
量、投与間隔の調整が必要である。また、一部の抗菌薬については、腎機能低下患
者に対して投与自体が推奨されないもの(ST 合剤、アミノグリコシド等)が存在す
る 70-72。
抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial stewardship team:AST)がある施設で
は、抗菌薬別腎機能別投与量表等が作成されていることが多いと思われるので、そ
のような施設では、経口薬、静注薬ともにそちらを参照することを推奨する。
一方、予防目的で抗菌薬を投与する場合は原則単回投与であり、投与量の調整は
不要である。β-ラクタム系抗菌薬では 1 回あたりの投与量をしっかりと担保し、血中
濃度を上げて処置を行うことが薬効薬理の観点からも重要であり、SSI の予防に関連
している 75。
歯科領域で比較的使用頻度が高い抗菌薬による治療時の腎機能別投与量について
表 11 に示す。

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