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特定細胞加工物の微生物学的安全性指針(案)[1.1MB] (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63117.html
出典情報 厚生科学審議会 再生医療等評価部会(第110回 9/8)《厚生労働省》
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未定稿

別添4

無菌操作工程における無菌性を担保するために留意すべき事項

(1) 細胞採取における留意点


清潔な採取:原料である細胞・組織は、滅菌済みの医療機器や資機材を用い、必要な
ガウンテクニックにより無菌的に採取を行うこと。

(2) 細胞の移送における留意点


清潔な移送:採取した検体は無菌性が担保できる容器に保存すること。採取した容器
は専用の清浄なボックスに入れて、適切な温度管理の下 CPC まで移送すること。

(3) CPC における留意点


無菌操作における着衣:オートクレーブ等の処理がされた無塵衣、スリッパ、キャッ
プなどを着用すること。



CPC 内使用物品(消耗品、什器備品等)の消毒処理等:洗浄、消毒用アルコール、紫
外線(UV)処理等により CPC 内の使用物品を消毒処理し、適切な換気を行うこと。



設備床面及び壁面の材質・構造:洗浄、殺菌処理が容易なコーティング処理を行うこ
と。定期清掃や衛生管理検査を実施するとともにその記録を行うこと。



外部から基材等の持ち込み:パスボックス等を用いた搬入・搬出を実施し、ヒトの導
線と区別すること。

(4) 無菌操作における留意点


無菌操作前の準備及び終了時:クリーンベンチ等は UV 照射(10~30 分、終了後5~
20 分)及び、換気をすること。



細胞処理:培養液・細胞処理酵素類、ピペット等(ピペット等はオートクレーブ等に
より滅菌)、チップ等の搬入:クリーンベンチ等への搬入直前に消毒用アルコールの
噴霧及び拭き取りをすること。



原料細胞・組織のクリーンベンチ等への搬入に容器等の表面の除染を行い、汚染防止
に留意すること。



細胞操作前の準備:クリーンベンチ等での作業にあたっては手袋(手術用等)を二重
に装着すること。



細胞加工操作:細胞・組織を入れた容器を取り出し、汚染が生じないように細胞加工
操作を実施すること。



分離操作における汚染防止対策:遠心操作、フローサイトメトリー、磁気ビーズ分離
では操作中の汚染が生じやすいことから、細心の注意を払って操作を実施すること。

(5) 培養 CO2 インキュベーターの取扱い


CO2 インキュベーターの庫内エアーを UV 処理すること。

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