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2025年05月16日【厚労省保険局へ要望】全ての看護職員の処遇改善につながる財政支援を要望 (12 ページ)
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公開元URL | https://www.nurse.or.jp/home/assets/20250516_nl01.pdf |
出典情報 | 厚労省保険局へ要望 全ての看護職員の処遇改善につながる財政支援を要望(5/16)《日本看護協会》 |
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Ⅰ-2-2
紹介受診重点外来における看護提供体制の整備
• 紹介受診重点外来における、看護提供体制を強化されたい。
•
令和4年度に外来機能報告制度が施行され、紹介受診重点医療機関は令和7年3月1日時点で1,033医療機関が公表されている。
•
紹介受診重点外来は、地域の中で医療資源を重点的に活用する入院前後の外来や、高額等の医療機器・設備を必要とする外来、特定の領
域に特化した機能を有する外来で、高度な治療を必要とする入院患者の外来での支援や外来化学療法等を多く提供している。入院日数の
短縮化により、外来化学療法や日帰り手術など外来医療が高度化しており、看護外来を設置しながら、外来での意思決定支援やカンファ
レンスの実施、患者説明への同席、地域の医療・介護資源との連携等、多くの支援を実施している。さらに、独居の高齢患者の増加に
伴い、患者や関係各所との丁寧なコミュニケーションと連絡調整に多くの時間を要している。
•
外来医療機能の明確化・連携の推進に伴い、紹介受診重点外来の患者数は減少傾向にあっても、外来医療の内容と患者の質が変化してい
る。地域の他施設・行政等との連携調整も含め、外来における看護提供体制の強化が必要である。
■紹介受診重点外来では、医療法基準30対1に対し 実際には
24対1程度の看護職員を配置している。
■医療資源を重点的に活用する手術や治療を行う入院前後の患者を支えるため、
紹介受診重点医療機関には様々な看護外来が設置されている。
図表1
図表4
図表2
一般外来看護職員1人当たりの外来患者数(1日当たり)
平均値
24.1人
中央値
19.6人
出典:令和6年 労働と看護の質向上のための
データベース(DiNQL)事業 (日本看護協会)
(回)
388.2
外来化学療法加算の算定状況
外来化学療法加算の算定回数
紹介受診重点医療機関である
看護外来の設置割合
( )内のn数:紹介受診である/紹介受診ではない
(%)
(n=120)
ストーマ・スキンケア
(n=152/n=55)
糖尿病/フットケア
(n=130/n=59)
69.4
緩和ケア
(n=79/n=24)
28.2
がん看護相談
(n=112/n=26)
リンパ浮腫
(n=71/n=16)
89.3
紹介受診重点医療機関ではない
出典:R5年外来機能報告の公表データをもとに日本看護協会にて集計
手術・周術期
(n=25/n=4)
94.4
64.7
49.1
69.6
30.6
18.8
80.7
44.1
15.5
4.7
紹介受診重点医療機関である
紹介受診重点医療機関ではない
■医師が手術や治療に関する説明をする際、看護職員が同席し、
出典:労働と看護の質向上のためのデータベース(DiNQL)事業(日本看護協会)
理解状況の確認・補足説明の実施、患者・家族の受け止め状
況を把握しながら意思決定支援を行っている。紹介受診重点 ■患者支援のためのカンファレンスや病棟との連携も多く実施
(%)
図表5 カンファレンス実施割合
医療機関では、説明の場への同席が多い。
図表3
意思決定支援が必要な場への同席割合
意思決定支援が必要な場への…
意思決定支援が必要な場への同席
(%)
76.7
92.8
(n=142/n=79)
同席した患者延べ人数
(n=69/n=36)
紹介受診重点医療機関である
79.5
162(人)
紹介受診重点医療機関ではない
出典:労働と看護の質向上のためのデータベース(DiNQL)事業(日本看護協会)
外来患者支援カンファレンスを実施している
(n=91/n=47)
入退院カンファレンスを実施している
(n=88/n=43)
倫理カンファレンスを実施している
(n=89/n=37)
紹介受診重点医療機関である
45.6
41.0
36.3
66.4
62.9
64.0
紹介受診重点医療機関ではない
出典:労働と看護の質向上のためのデータベース(DiNQL)事業(日本看護協会)
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紹介受診重点外来における看護提供体制の整備
• 紹介受診重点外来における、看護提供体制を強化されたい。
•
令和4年度に外来機能報告制度が施行され、紹介受診重点医療機関は令和7年3月1日時点で1,033医療機関が公表されている。
•
紹介受診重点外来は、地域の中で医療資源を重点的に活用する入院前後の外来や、高額等の医療機器・設備を必要とする外来、特定の領
域に特化した機能を有する外来で、高度な治療を必要とする入院患者の外来での支援や外来化学療法等を多く提供している。入院日数の
短縮化により、外来化学療法や日帰り手術など外来医療が高度化しており、看護外来を設置しながら、外来での意思決定支援やカンファ
レンスの実施、患者説明への同席、地域の医療・介護資源との連携等、多くの支援を実施している。さらに、独居の高齢患者の増加に
伴い、患者や関係各所との丁寧なコミュニケーションと連絡調整に多くの時間を要している。
•
外来医療機能の明確化・連携の推進に伴い、紹介受診重点外来の患者数は減少傾向にあっても、外来医療の内容と患者の質が変化してい
る。地域の他施設・行政等との連携調整も含め、外来における看護提供体制の強化が必要である。
■紹介受診重点外来では、医療法基準30対1に対し 実際には
24対1程度の看護職員を配置している。
■医療資源を重点的に活用する手術や治療を行う入院前後の患者を支えるため、
紹介受診重点医療機関には様々な看護外来が設置されている。
図表1
図表4
図表2
一般外来看護職員1人当たりの外来患者数(1日当たり)
平均値
24.1人
中央値
19.6人
出典:令和6年 労働と看護の質向上のための
データベース(DiNQL)事業 (日本看護協会)
(回)
388.2
外来化学療法加算の算定状況
外来化学療法加算の算定回数
紹介受診重点医療機関である
看護外来の設置割合
( )内のn数:紹介受診である/紹介受診ではない
(%)
(n=120)
ストーマ・スキンケア
(n=152/n=55)
糖尿病/フットケア
(n=130/n=59)
69.4
緩和ケア
(n=79/n=24)
28.2
がん看護相談
(n=112/n=26)
リンパ浮腫
(n=71/n=16)
89.3
紹介受診重点医療機関ではない
出典:R5年外来機能報告の公表データをもとに日本看護協会にて集計
手術・周術期
(n=25/n=4)
94.4
64.7
49.1
69.6
30.6
18.8
80.7
44.1
15.5
4.7
紹介受診重点医療機関である
紹介受診重点医療機関ではない
■医師が手術や治療に関する説明をする際、看護職員が同席し、
出典:労働と看護の質向上のためのデータベース(DiNQL)事業(日本看護協会)
理解状況の確認・補足説明の実施、患者・家族の受け止め状
況を把握しながら意思決定支援を行っている。紹介受診重点 ■患者支援のためのカンファレンスや病棟との連携も多く実施
(%)
図表5 カンファレンス実施割合
医療機関では、説明の場への同席が多い。
図表3
意思決定支援が必要な場への同席割合
意思決定支援が必要な場への…
意思決定支援が必要な場への同席
(%)
76.7
92.8
(n=142/n=79)
同席した患者延べ人数
(n=69/n=36)
紹介受診重点医療機関である
79.5
162(人)
紹介受診重点医療機関ではない
出典:労働と看護の質向上のためのデータベース(DiNQL)事業(日本看護協会)
外来患者支援カンファレンスを実施している
(n=91/n=47)
入退院カンファレンスを実施している
(n=88/n=43)
倫理カンファレンスを実施している
(n=89/n=37)
紹介受診重点医療機関である
45.6
41.0
36.3
66.4
62.9
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紹介受診重点医療機関ではない
出典:労働と看護の質向上のためのデータベース(DiNQL)事業(日本看護協会)
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