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資料1「中小企業・小規模事業者の賃金向上推進5か年計画」の施策パッケージ案 (16 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai34/gijisidai.html |
出典情報 | 新しい資本主義実現会議(第34回 5/14)《内閣官房》 |
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ⅰ)目標
労働生産性の向上の取組により、介護分野では、老人保健施設、介護老人福祉施
設、特定 施設入 居者 生活介護 指定施設で、2029年までに8.1 %、2040年までに
33.2%の業務効率化(人員配置の柔軟化)を目指す。障害福祉分野では、ICT活用
等により業務量の縮減を行う事業所の比率を2029年に90%以上を目指す。また、
2020年代に最低賃金1500円という政府目標はもとより、持続的な賃上げにつなげて
いく。
ⅱ)課題と省力化事例
介護分野では、サービス需要が高まる一方、生産年齢人口が急速に減速していく
ことが見込まれる中、テクノロジー等を活用し、職員の業務負担軽減やケアの質の
向上に資する生産性向上の重要性が高まっている。また、障害福祉分野では、人手
不足が恒常化しているところ、提供するサービスが多様で、かつ小規模な事業所も
多く、介護分野に比べて生産性向上の取組が遅れているのが現状。両分野共に、イ
ンカムを活用したコミュニケーションの効率化、音声入力による記録、見守りセン
サー、移乗支援機器等の介護テクノロジーの活用等の省力化優良事例がある。
ⅲ)省力化促進策
・介護テクノロジー導入支援事業等の活用を推進する。また、優良事例の横展開
を具体化する施策として、介護分野における生産性向上ガイドラインをセミナ
ー等も通じて広く周知するとともに、介護現場の生産性向上の取組が特に優れ
た介護事業者を表彰し、事例集を作成・周知することで優良事例の横展開を図
る。加えて、介護現場におけるAI技術の活用を促進する。
・さらに、中小企業省力化投資補助金等の活用を推進する。
ⅳ)サポート体制
施策の事業者への周知及び省力化に取り組む事業者のサポート体制について、各
都道府県にワンストップ型の相談窓口を設置し、現場の課題に応じた適切な機器の
選定等について助言を行う。さらに、小規模事業者の生産性向上の取組等の伴走支
援ができる人材育成による機能強化を図る。
ⅴ)主なKPI
2029年までに、介護分野は、ICT・介護ロボット等の導入事業者割合を90%にす
る。また、残業時間を減少又は維持するとともに、離職率を低下させる。障害福祉
分野は、ワンストップ型相談窓口を47都道府県全てに設置する。
⑪保育
ⅰ)目標
保育現場へのICTの導入等により、保育士がこどもと向き合う時間を確保する。
また、2020年代に最低賃金1500円という政府目標はもとより、持続的な賃上げにつ
なげていく。
ⅱ)課題と省力化事例
保育士の人手不足は深刻な状況にあり、配置基準の改善や「こども誰でも通園制
度」の制度化に伴い、今後も保育士の確保は必要である。保育士を退職した理由と
して、仕事量が多いことや労働時間が長いことが要因として挙げられ、また、非効
率な事務作業や紙での業務によってこどもと向き合う時間がとれないといった課題
がある。一方、これらの課題に対し、①保育に関する計画・記録や②保護者との連
絡、③登降園管理、④実費徴収等のキャッシュレス決済(いわゆる4機能)など保
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労働生産性の向上の取組により、介護分野では、老人保健施設、介護老人福祉施
設、特定 施設入 居者 生活介護 指定施設で、2029年までに8.1 %、2040年までに
33.2%の業務効率化(人員配置の柔軟化)を目指す。障害福祉分野では、ICT活用
等により業務量の縮減を行う事業所の比率を2029年に90%以上を目指す。また、
2020年代に最低賃金1500円という政府目標はもとより、持続的な賃上げにつなげて
いく。
ⅱ)課題と省力化事例
介護分野では、サービス需要が高まる一方、生産年齢人口が急速に減速していく
ことが見込まれる中、テクノロジー等を活用し、職員の業務負担軽減やケアの質の
向上に資する生産性向上の重要性が高まっている。また、障害福祉分野では、人手
不足が恒常化しているところ、提供するサービスが多様で、かつ小規模な事業所も
多く、介護分野に比べて生産性向上の取組が遅れているのが現状。両分野共に、イ
ンカムを活用したコミュニケーションの効率化、音声入力による記録、見守りセン
サー、移乗支援機器等の介護テクノロジーの活用等の省力化優良事例がある。
ⅲ)省力化促進策
・介護テクノロジー導入支援事業等の活用を推進する。また、優良事例の横展開
を具体化する施策として、介護分野における生産性向上ガイドラインをセミナ
ー等も通じて広く周知するとともに、介護現場の生産性向上の取組が特に優れ
た介護事業者を表彰し、事例集を作成・周知することで優良事例の横展開を図
る。加えて、介護現場におけるAI技術の活用を促進する。
・さらに、中小企業省力化投資補助金等の活用を推進する。
ⅳ)サポート体制
施策の事業者への周知及び省力化に取り組む事業者のサポート体制について、各
都道府県にワンストップ型の相談窓口を設置し、現場の課題に応じた適切な機器の
選定等について助言を行う。さらに、小規模事業者の生産性向上の取組等の伴走支
援ができる人材育成による機能強化を図る。
ⅴ)主なKPI
2029年までに、介護分野は、ICT・介護ロボット等の導入事業者割合を90%にす
る。また、残業時間を減少又は維持するとともに、離職率を低下させる。障害福祉
分野は、ワンストップ型相談窓口を47都道府県全てに設置する。
⑪保育
ⅰ)目標
保育現場へのICTの導入等により、保育士がこどもと向き合う時間を確保する。
また、2020年代に最低賃金1500円という政府目標はもとより、持続的な賃上げにつ
なげていく。
ⅱ)課題と省力化事例
保育士の人手不足は深刻な状況にあり、配置基準の改善や「こども誰でも通園制
度」の制度化に伴い、今後も保育士の確保は必要である。保育士を退職した理由と
して、仕事量が多いことや労働時間が長いことが要因として挙げられ、また、非効
率な事務作業や紙での業務によってこどもと向き合う時間がとれないといった課題
がある。一方、これらの課題に対し、①保育に関する計画・記録や②保護者との連
絡、③登降園管理、④実費徴収等のキャッシュレス決済(いわゆる4機能)など保
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