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独居認知症高齢者の自立生活を支える訪問看護の実践ガイド (6 ページ)

公開元URL https://www.tmghig.jp/research/publication/houmon-kango/
出典情報 独居認知症高齢者の自立生活を支える訪問看護の実践ガイド(4/8)《東京都健康長寿医療センター》
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4つの支援ステップで進んでいくために

次へ急がないで・

・、一歩ずつ。
﹁認知症の人の話をよく聴いてほしい。
聴くということは待つということ。その人に
時間を差し上げること﹂と長谷川さんは言った。

Part2
18項目実践解説
実践解説は、
すべての項目が以下の見出し内容で構成されています。なぜ、
このような構
成になっているのか、
それを認識した上で読んでいくと、
より深く理解できます。

事例(Scene)
よくある事例
(Scene)
を冒頭に入れました。事例を通じて、ああこんなこと
「あるある」
と思い起こす
と、その項目の趣旨がすぐに理解できるようにしています。

出典 「
: ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」
長谷川和夫 猪熊律子/著、KADOKAWA(2019)より

項目の説明
項目の趣旨をここで説明し、その趣旨を訪問看護ケアの実践として展開するにあたり、重要なポイ
ントをまとめて整理してあります。

STEP 1

コミュニケーション
と関係づくり

STEP 2

本人理解と
生活アセスメント

STEP 3

多職種と協働した
個別的支援

STEP 4

予測的判断と
意思決定支援

この項目がなぜ大切か
独居認知症高齢者に対する支援アプローチにおいて、その項目の持つ役割が、
このパートで明確に
理解できるように説明しました。

お互いに初めての出会い

ケアのことだけでなく、暮

ケアマネジャー、薬剤師、

心 身 機 能や 認 知 機 能 が

ですから、相 手も警 戒し

らしのこんなことには助

訪問ヘルパー、etc. 多職

低下してきても、
「 何でも

たり、
どぎまぎしたりして

けがほしいなど、開 示を

種が次々と来るというよ

聴いてくれる人たちがい

います。次々と質問を畳

促しな がらゆっくりと生

り、み んなで見 守ってい

る」
と、思ってもらえるケ

みかけないで。

活の観察を。

ることを伝えて。

アを目指して。

実践のためのヒント
より良い実践をするために知っておきたいこと、注意しておきたいことを、
アドバイスとして多角的
にまとめてあります。

期待される効果
実践のためのヒントを参考に支援をしていくと、目指すケアが良いタイミングで提供でき、結果と
なってくるはずです。

課題と注意事項
支援がうまくいっているように見えても、必ず潜在するリスクや、
さらなる課題があるのが人相手の
仕事です。それを認識しておくことが、支援の向上につながります。

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